『悪女は砂時計をひっくり返す』を最後まで読むと、アリアの復讐が成功したことは分かります。
しかし、登場人物が多いため、
- ミエールは何話で処刑されたのか
- カインはなぜ死亡したのか
- イシースとオスカーは同じ罰を受けたのか
- アリアとアースは結婚したのか
- 漫画版本編は第104話と第125話のどちらで終わるのか
- 原作小説と漫画版外伝は同じ結末なのか
といった疑問が残りやすい作品です。
この記事では、漫画版本編と外伝、韓国原作小説の情報を分けながら、主要人物の最後と物語の結末を整理します。
- ミエール、カイン、イシース、オスカーたちの最終的な結末
- アリアとアースの恋愛の行方と、本編第104話の意味
- 原作小説と漫画版外伝、第125話の違い
- ブリスとリーペ、砂時計の最終場面に関する考察
先に結論をお伝えすると、アリアはミエールへの復讐を果たし、アースのプロポーズを受け入れます。漫画版本編は第104話で一区切りとなり、第105話から第125話までは、未来の双子をめぐる外伝です。
なお、漫画版は全125話で完結しています。原作小説も韓国で完結しており、RIDIでは本編と特別外伝を含む全6巻として配信されています。
ネタバレ注意
ここからは、ミエール、カイン、イシースをはじめとする登場人物の生死、処罰、結婚、外伝の結末に触れます。
悪女は砂時計をひっくり返す|結末を30秒で確認!主要人物はどうなった?

| 人物 | 最後・その後 |
|---|---|
| アリア | ミエールへの復讐を完了。アースのプロポーズを受け入れる |
| アース | アリアへ求婚。外伝では皇帝となる |
| ミエール | カインを死なせた毒殺事件で再び裁かれ、処刑される |
| カイン | ミエールが用意した毒入りの茶を飲み、死亡する |
| イシース | 貴族派の反乱を主導した罪で処刑される |
| オスカー | 反乱へ協力せず証言する。命は助かるが、家門と身分を失った後の詳細は描かれない |
| エマ | アリア毒殺未遂への関与が認められ、極刑判決を受ける |
| ベリー | エマとの関係を証言した後、逃走中に死亡する |
| サラ | ビンセント侯爵と結ばれ、アリアの大切な友人として残る |
| アニー | ミエールを監督する立場となり、自分の望んだ上昇の道を進む |
| カリン | アリアの実父と再会し、新しい家族を築く |
| ブリス・リーペ | 外伝で未来から現れる、アリアとアースの双子の娘 |
人物によっては、処刑や死亡まで明確に描かれる一方、オスカーのように、その後の生活が詳しく描かれない人物もいます。
ここからは、なぜその結末へ至ったのかを人物別に見ていきましょう。
ミエールの最後|カインを死なせ、再び処刑台へ
ミエールは、ロースチェント伯爵を階段から突き落とし、その罪をアリアへ着せようとします。
しかし裁判ではアリアの無罪が認められ、ミエールが犯人として拘束されました。
一度は重い刑を免れ、監視付きでロースチェント邸へ戻ることになります。ただし、貴族令嬢としての自由を取り戻したわけではありません。
身分を失い、かつて見下していた使用人に近い立場へ落とされ、アニーの監督を受けながら生活することになります。
それでもミエールは、自分の置かれた状況を受け入れません。
「本来自分は貴族として尊重されるべきだ」
「苦しんでいるのはアリアのせいだ」
そう考え続け、再び毒を使った計画へ進みます。
ミエールが狙ったのは、アリアに仕えるアニーでした。
ところが、用意した毒入りの茶を飲んだのはカインです。第96話では、医師が到着した時点でカインが心肺停止状態にあり、第97話では事件が計画的な毒殺として扱われます。
ミエールは、以前の伯爵転落事件に続いて再び重大な犯罪を犯したため、今度こそ処刑を免れませんでした。
処刑前、アリアは牢へ向かい、自分が一度目の人生でミエールに陥れられ、砂時計の力で過去へ戻ったことを明かします。
ミエールが「なぜ自分の計画がことごとく失敗したのか」を理解した状態で、アリアは復讐の正体を見せたのです。
第98話ではアリアとミエールの最後の対話と処刑が描かれ、第99話は「ミエールの処刑式から数日後」から始まります。
ミエールの最後は斬首による処刑です。
ただし、アリアは心から喜んでいるわけではありません。
長年の復讐を終えたことで、達成感よりも空白に近い感覚を抱えます。このため、本編はミエールの処刑で終わらず、アリアが復讐後の人生を受け入れる第104話まで続きます。
ミエールは最後にアリアとの幸せな生活を想像した?
漫画版の処刑場面では、ミエールがアリアと仲のよい姉妹として過ごす姿を思い描いたように読める演出があります。
雪遊びをしたり、刺繍をしたり、アリアやアース、オスカーと穏やかに過ごしたりする未来です。
この場面は、ミエールが本当はアリアと仲よくなりたかった、と単純に断定できるものではありません。
ミエールはアリアを激しく嫌いながら、常にアリアを基準に自分の価値を確認していました。
アリアを追い落としたい。
けれど、アリアから意識されなくなることにも耐えられない。
そのため、最後の幻想は「アリアを愛していた」というより、競争も身分への執着もなければ存在したかもしれない、もう一つの姉妹関係を表した可能性があります。
ただし、ここは作中で明確な説明がないため、読者によって解釈が分かれる場面です。
カインの最後|守ろうとしたミエールの毒で死亡
カインはロースチェント伯爵家の長男で、ミエールを守る兄として行動してきました。
アリアへ好意を抱くようになってからも、最終的には家門とミエールの側に立ち続けます。
しかし、カインの最後を決めたのは、ほかでもないミエールでした。
ミエールがアニーを排除するために用意した毒入りの茶を、事情を知らないカインが飲んでしまいます。
毒の量は命を奪うほど多く、助けは間に合いません。
カインは、ミエールを守ろうとし続けた結果、ミエール自身の犯罪によって死亡しました。
この結末は、ミエールの行動が敵だけでなく、自分を愛していた家族まで破壊したことを示しています。
アリアが直接カインへ毒を飲ませたわけではありません。
ただしアリアは、ミエールの性格を理解し、再び犯罪へ進む可能性を見越して罠を張っていました。
そのため、カインの死を完全な偶然として処理することもできません。
毒を選んだのはミエールですが、アリアも犠牲が出る可能性を含む復讐を進めていた。
本作が単純な勧善懲悪だけでは終わらないのは、この後味の悪さが残るためです。
イシースの最後|貴族派の反乱に失敗し処刑
イシースは、プレデリック公爵家の令嬢であり、オスカーの姉です。
皇太子妃の最有力候補として強い政治力を持ち、ミエールとオスカーの婚約も後押ししました。
アリアとアースにとって、ミエールよりはるかに大きな政治的脅威だった人物です。
イシースは、アースが進める新しい政治体制に反対し、貴族派をまとめて反乱を計画します。
しかし、その動きはアースとクロア国王ローハン側に把握されていました。
反乱勢力は一斉に拘束され、イシースは反逆罪で裁かれます。
漫画版ではイシースの処刑が描かれ、斬首刑によって死亡します。処刑場には、弟オスカーも姿を見せています。
イシースはミエールと異なり、感情だけで暴走した人物ではありません。
自分たち旧貴族の権力を守るため、国家規模の反乱を選びました。
そのため、彼女の末路はアリア個人の復讐というより、アースが旧体制を終わらせる政治的決着として描かれています。
オスカーの最後|処刑されずに生き残るが、その後は不明
オスカーは、姉イシースや父親と同じように処刑されたわけではありません。
彼は家族の反乱計画に全面的には加わらず、反乱に関する事実を証言します。
オスカーが目指していたのは、アースから皇位を奪うことではなく、大きな争いを避けることでした。
その証言によって命は助かります。
一方で、反逆罪に問われた公爵家の一員であるため、それまでの身分や家門を保ったまま暮らすことはできません。
漫画版におけるオスカーの最後の明確な登場は、イシースの処刑を見届ける場面です。その後、どこで何をして暮らしたのかは、外伝でも詳しく描かれていません。
したがって、
- オスカーも処刑された
- オスカーは国外へ流刑になった
- オスカーは別の女性と結婚した
といった情報は、漫画版の確定事項としては扱えません。
確認できるのは、オスカーは処刑を免れたものの、公爵家の後継者としての未来を失ったというところまでです。
アリアにとってオスカーは、ミエールの自尊心を揺さぶるために近づいた人物でした。
オスカー自身も姉の意向へ逆らえず、アリアやミエールとの関係を自分で選び切れませんでした。
生き残ったものの、最後まで他人の決定に左右された人物だったともいえます。
エマの最後|毒殺未遂への関与で極刑判決
エマはミエールの乳母であり、幼い頃からミエールへ強い影響を与えてきた人物です。
アリアを排除するため、ベリーを使って毒殺計画を進めます。
しかし、毒入りの茶を先に飲んだのはアニーでした。
アリアは砂時計で時間を戻し、毒を飲む前の状態へ戻ります。
その後、ベリーの証言によって、エマが事件に関与したことが明らかになります。
エマには極刑が言い渡されますが、今回確認できた漫画版の解説では、刑が実際に執行される場面までは明確に確認できませんでした。第54話から第55話では、ベリーの証言によってエマが追い詰められていく流れが扱われています。
したがって、記事では次のように整理するのが安全です。
エマは毒殺未遂への関与が認められ、極刑判決を受けた。ただし、漫画版で処刑の瞬間まで描写されたかは要確認。
エマはミエールを守ろうとしていた一方、その教育によってミエールの選民意識とアリアへの敵意を強めた人物でもあります。
ミエールだけが突然悪女になったのではなく、周囲の大人がその価値観を育てていたことを示す存在です。
ベリーの最後|エマを裏切った後、逃走中に死亡
ベリーはエマの指示でアリア毒殺計画へ関わった侍女です。
事件が発覚すると、ベリーは自分の命を守るため、エマの関与を証言します。
しかし、その後に安全な生活を得たわけではありません。
逃走の途中で狼に襲われ、死亡します。
ベリーはエマを裏切ったことで一時的に処罰を避けましたが、アリア側から完全に守られた人物でもありません。
アリアの復讐では、中心人物だけでなく、その周囲で利益を得ようとした人物も容赦なく切り捨てられます。
ロースチェント伯爵の最後|生存するが、家族と家門は崩壊
ロースチェント伯爵は、ミエールに階段から突き落とされます。
一時は意識を失いますが、その後に目を覚まし、ミエールが自分を突き落としたと証言しました。
この証言が、アリアの無罪とミエールの有罪を決定付けます。
伯爵自身はこの事件では死亡しません。
ただし、
- ミエールは処刑
- カインは死亡
- 伯爵家は政治的・社会的な立場を失う
- カリンとアリアは新しい家族のもとへ進む
という結果になり、ロースチェント家は事実上崩壊します。
家族を能力や利益で判断してきた伯爵は、最後に自分の家族からすべてを失うことになりました。
サラの最後|ビンセント侯爵と結婚
サラはアリアが選んだ家庭教師です。
アリアがサラへ近づいた当初の理由は、未来にサラが侯爵夫人となることを知っていたからでした。
ところが、二人の関係は打算だけで終わりません。
アリアはサラとビンセント侯爵の関係を後押しし、サラは侯爵と結婚します。
その後もサラはアリアの味方であり、友人として残りました。
サラは、アリアが「利用するために近づいた相手を、本当に大切な相手へ変えた」ことを示す人物です。
アニーの最後|ミエールを監督する立場へ逆転
アニーは、もともと身分や華やかな暮らしへの欲が強い侍女でした。
アリアはその欲を見抜き、自分の側へ引き込みます。
やがてミエールが身分を失うと、アニーはかつて自分を見下していたミエールを監督する側になります。
ミエールにとって、貴族と侍女の立場が逆転したことは、刑罰以上に大きな屈辱でした。
アニーは最初から善良な忠臣だったわけではありません。
それでもアリアが与えた機会を利用し、自分の望む人生へ近づいていきます。
ミエールが「与えられた身分」に固執したのに対し、アニーは「自分で立場を変えようとした人物」として対照的です。
アリアとアースの最後|第104話でプロポーズ
ミエールへの復讐が終わった後、アリアはクロア王国で父方の家族と過ごします。
そこで、自分が何かを成し遂げたからではなく、存在しているだけで歓迎されていることを知ります。
帝国へ戻ったアリアを待っていたのは、アースが用意したプロポーズでした。
アースはチューリップが並ぶ道でアリアへ求婚し、アリアはそれを受け入れます。
漫画版本編は、この第104話で一区切りとなります。第105話からは「外伝1」として、2年後の物語が始まります。
本編の結末は、アリアとアースの婚約成立です。
二人の結婚生活、皇帝と皇后になった後、未来の子どもについては外伝で描かれます。
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悪女は砂時計をひっくり返す|原作小説の結末と、漫画版第125話・外伝の違いを詳しく確認する
韓国原作小説『악녀는 모래시계를 되돌린다』は完結済みです。
RIDIの電子書籍版では全6巻として配信され、Naver Seriesでは「特別外伝2」も完結作品として掲載されています。RIDIの連載版では、特別外伝2が全32話で完結していることも確認できます。
大きく分けると、次の構成です。
| 区分 | 主な内容 |
| 原作本編 | アリアの回帰、ミエールへの復讐、アースとの結末 |
| 外伝 | 本編後の人物や結婚に関する補足 |
| 特別外伝 | アリアとアースの結婚準備や結婚式など |
| 特別外伝2 | 未来から来た双子と、アリアの出産をめぐる物語 |
原作小説の外伝では、アリアとアースの結婚準備から結婚式までを扱うエピソードもまとめられています。
ただし、原作小説の各話と漫画版第105話以降が、完全に一対一で対応しているわけではありません。
漫画版では複数の原作エピソードを整理・圧縮したり、演出を追加したりしている可能性があります。
原作本編の結末|アリアは過去ではなく未来を選ぶ
原作本編の大きな結末は漫画版と共通しています。
アリアはミエールへの復讐を終え、過去の執着から離れます。
その後、アースからプロポーズされ、二人で未来へ進むことを選びました。
漫画版では第104話がこの区切りにあたります。
重要なのは、ミエールの処刑が最終場面ではないことです。
復讐の成功だけで物語を終わらせず、アリアが家族からの好意を受け入れ、アースとの未来を選ぶところまで描かれます。
つまり本作の結末は、
「アリアがミエールに勝った」
だけではありません。
アリアが復讐をしなくても生きられる未来を選んだことが、本編の本当の終点です。
原作外伝ではアリアとアースが結婚
本編のプロポーズ後、原作外伝ではアリアとアースの結婚に関する物語が描かれます。
結婚準備や式典を通して、アリアは皇太子妃、のちの皇后として新しい立場へ進みます。
漫画版では、結婚式そのものを本編最終話として大きく描くのではなく、第105話で2年後へ時間を進めています。
その時点でアリアはアースの伴侶となり、皇帝即位を控える立場です。
このため、漫画版だけを読むと、
「第104話のプロポーズから、第105話の結婚後までが急に飛んだ」
と感じる可能性があります。
原作外伝は、その間を補う役割を持っています。
特別外伝2の結末|未来から双子がやって来る
原作特別外伝2と漫画版第105話以降の中心となるのが、未来から来た双子です。
未来のアリアとアースには、ブリスとリーペという双子の娘がいます。
二人は両親から、時間や空間に関係する力を受け継ぎました。
ところが未来では、双子の出産をきっかけにアリアの体が弱り、家族へ深刻な影響が出ています。
ブリスは、
「自分たちが生まれなければ、母アリアは苦しまない」
と考え、過去へ移動します。
その後、双子の妹リーペも過去へ現れます。
二人は母親を救いたいという同じ思いを持ちながら、
- 自分たちの存在を消すべきか
- 未来へ戻るべきか
- 母親の意思を尊重すべきか
をめぐって衝突します。
一方のアリアは、子どもが生まれない未来を選ぶのではなく、双子も自分も救われる方法を探します。
本編では、自分の死を回避するために過去へ戻ったアリア。
外伝では、自分を救うために未来から来た子どもを守る側へ回ります。
この反転が、外伝最大のテーマです。
漫画版第125話はどう終わる?
漫画版は第125話「外伝21」で完結します。
終盤では、ブリスとリーペが未来へ戻り、変化した未来と家族の姿が描かれます。
アリアとアースが未来でも家族として暮らしている方向性は、ハッピーエンドと考えてよいでしょう。
ただし、第125話には次のような要素が重なります。
- 双子の未来と記憶の変化
- ローハン周辺の後日談
- 転生や生まれ変わりを思わせる人物
- 再び描かれる砂時計
- アリアの選択を連想させる最後の演出
このため、最終場面については読者の解釈が分かれています。
実際に、第125話を扱う解説記事でも、砂時計の場面や双子の変化について、複数の可能性が考察されています。
漫画版第125話でアリアは再び時間を戻した?
現時点では、断定できません。
砂時計が再び登場するため、
「アリアがもう一度、時間を戻そうとした」
と受け取ることはできます。
しかし、砂時計が映ったことと、実際に能力を発動したことは同じではありません。
最終場面には、
- 過去を変える力を手放した
- 必要なら再び運命へ立ち向かう覚悟を示した
- 物語の始まりと終わりを砂時計で結んだ
- 双子の未来を守るため、何らかの選択をした
など、複数の読み方があります。
原作外伝と漫画版第125話の違い
両者の違いを大きく整理すると、次のようになります。
| 比較点 | 原作小説・特別外伝 | 漫画版外伝 |
| 構成 | 複数の外伝・特別外伝として描写 | 第105〜125話の全21話に再構成 |
| 結婚 | 準備や結婚式を扱う外伝がある | 第104話のプロポーズ後、2年後へ進む |
| 双子編 | 特別外伝2として独立 | 漫画版外伝の中心として採用 |
| 最終的な方向 | アリアとアース、双子の家族の未来を描く | 同じ家族の未来を扱いつつ、砂時計を使った余韻を残す |
| 終わり方 | 家族のその後を補完する性格が強い | 漫画独自とみられる象徴的・解釈的な演出が目立つ |
| 注意点 | 日本語版原作全文との直接照合が必要 | 最終コマの意味を一つに断定できない |
原作と漫画で、アリアが不幸になる結末へ変更されたわけではありません。
どちらも、アリアとアースが家族として未来へ進む方向は共通しています。
違うのは、どこまで明確に説明し、どの程度の余韻を残すかです。
原作外伝は家族のその後を補う役割が強く、漫画版第125話は作品タイトルにもなっている砂時計をもう一度前面へ出すことで、読者へ考察の余地を残しました。
ブリスとリーペは消えたの?
こちらも、単純に「消滅した」と断定するのは危険です。
外伝では未来が変化するため、双子の記憶、能力、存在の状態にも影響が出ます。
しかし、未来が変わったことと、ブリスとリーペそのものが完全に存在しなくなったことは同じではありません。
原作・漫画版ともに、アリアとアースの家族が救われる方向で物語が進みます。
したがって結末は、
双子が犠牲になって消滅するバッドエンド
というより、
双子が過去へ来なければならなかった悲しい未来が改変され、家族が新しい未来を得た
と整理するのが自然です。
ただし、過去での記憶がどのように残ったのか、誰がどこまで覚えているのかは、漫画版の演出だけでは分かりにくい部分があります。
『悪女は砂時計をひっくり返す』の結末はハッピーエンド?
アリアとアースにとっては、ハッピーエンドです。
アリアはミエールへの復讐を果たし、アースと結ばれます。
外伝では皇后となり、未来の子どもたちを守るために行動します。
一方で、完全に明るいだけの結末ではありません。
ミエール、カイン、イシースをはじめ、多くの人物が死亡します。
アリア自身も、復讐のために相手の性格を利用し、破滅へ向かわせてきました。
そのため本作の結末には、
- 復讐が成功する爽快感
- 誰も無傷では終われなかった苦さ
- 復讐後に残る空虚さ
- それでも新しい家族を選ぶ希望
が同時にあります。
敵を倒したから幸せになったのではありません。敵を倒した後、復讐以外の人生を選べたことが、アリアのハッピーエンドです。
よくある質問
ミエールは何話で死亡する?
第98話で処刑されます。
第99話は、ミエールの処刑式から数日後の場面から始まります。
カインは誰に殺された?
ミエールがアニーを狙って用意した毒入りの茶を飲み、死亡します。
直接毒を用意したのはミエールです。
イシースも処刑される?
はい。
貴族派による反乱を主導した反逆罪で、斬首刑となります。
オスカーは死亡する?
死亡しません。
反乱に関する証言を行い、命は助かります。ただし、公爵家の身分を失った後の生活は詳しく描かれていません。
アリアとアースは結婚する?
第104話では、アースがアリアへプロポーズし、アリアが受け入れます。
原作外伝では結婚準備や結婚式が扱われ、漫画版外伝では二人が結婚後の立場にあることが分かります。
アリアとアースに子どもはいる?
外伝では、ブリスとリーペという双子の娘が登場します。
二人は未来から過去へ移動してきます。
漫画版は第104話と第125話のどちらが最終話?
本編の最終話は第104話です。
第105話〜第125話は外伝で、第125話が外伝を含む漫画版全体の最終話です。
第125話でアリアは砂時計を使った?
砂時計は描かれますが、実際に能力を発動したかは明確ではありません。
確定事項ではなく、解釈の分かれる演出です。
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まとめ|ミエールの処刑で復讐は終わり、第104話からアリアの未来が始まる
『悪女は砂時計をひっくり返す』では、アリアを陥れた人物たちが、それぞれ自分の選択に応じた結末を迎えます。
- ミエールはカインを死なせ、処刑される
- カインは守り続けたミエールの毒で死亡する
- イシースは反乱の罪で処刑される
- オスカーは生き残るが、家門と地位を失う
- エマは毒殺未遂への関与で極刑判決を受ける
- アリアは復讐を終え、アースのプロポーズを受け入れる
漫画版本編は第104話で終わり、第105話から第125話までは未来の双子を描く外伝です。
原作小説にも本編後の外伝と特別外伝があり、アリアとアースの結婚や、ブリスとリーペをめぐる未来が補完されています。
ただし、漫画版第125話の砂時計については、使用の有無や目的を一つに断定できません。
確かなのは、アリアが再びミエールへ復讐するために時間を戻す物語ではないということです。
過去を変えるために砂時計を使った少女が、最後には家族の未来を守ろうとする。
そこまで描かれて、アリアの二度目の人生は本当の結末を迎えます。
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『悪女は砂時計をひっくり返す』で、アリアが礼儀や経済を学び、悪女の評判さえ武器へ変えていく過程が好きだった方におすすめ。守られるだけの令嬢ではなく、自分の知識を現実の成果へつなげる主人公を楽しめます。
本編の恋愛と逆転劇だけでなく、外伝ではデボラとイシドールのその後や、本編で残された因縁も補完されます。結婚後や登場人物の後日談まで確認したい方にも相性のよい作品です。
