こんにちは。マンガたのし屋 運営者の「TANOSHIYA」です。
厄災の皇子はニセモノ公女をご所望ですのネタバレやあらすじ、最新話までの展開が気になっていませんか? リーシェットはなぜニセモノ公女と呼ばれるのか、皇太子ルシアスはなぜ厄災と恐れられているのか、白の魔力にはどんな秘密があるのか。読み進めるほど気になる謎が増えていく作品ですよね。
また、厄災の皇子はニセモノ公女をご所望ですの原作や結末、ピッコマで読める話数、リーシェットとルシアスの関係などをまとめて確認したい方も多いかなと思います。
この記事では、各話のネタバレを順番に追いながら、登場人物や魔力の設定、気になる伏線までまとめて整理していきます。無料で読み進められる範囲を中心に順次更新していくので、最新のネタバレを追いかけるための目次としても使ってくださいね。
- 各話のネタバレと物語の流れ
- リーシェットとルシアスの関係
- 白の魔力や黒の魔力の伏線
- 最新話までに判明した謎と考察
この記事は各話ネタバレをまとめるピラー記事です。物語が進むたびに内容を追加し、リーシェットとルシアスの物語を最初から追える形に更新していきます。
厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です、各話ネタバレ

まずは『厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です』の物語を、公開された話数に沿って追っていきます。序盤だけでも、リーシェットの前世、セリーナに現れた白の魔力、黒の森への追放、ルシアスとの出会い、そして黒の魔力の暴走と、重要な出来事がぎゅっと詰まっています。
初めて読む方でも流れが分かるように、最初に作品の基本設定を整理してから各話へ進みますね。
作品のあらすじと基本情報
『厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です』の主人公は、魔術の名門エルデン公爵家で長女として育てられたリーシェットです。
ところがリーシェットには、家族さえ知らないとんでもない秘密があります。
彼女の前世は、エルデン家の始祖であり、後世に魔術の祖と呼ばれることになるリシュミア・エルデン本人なのです。
そのためリーシェットは幼い少女でありながら、現役の魔術師さえ驚くほどの知識を持っています。
しかし皮肉なことに、今世のリーシェットには魔力が発現しません。
エルデン家では代々、長子に特別な白の魔力が受け継がれてきました。それなのに長女リーシェットではなく、妹セリーナに白の魔力が発現したことで状況が一変します。
「では、リーシェットは本当にエルデン家の娘なのか?」
そんな疑いを向けられたリーシェットは公爵家を追われ、魔獣の生息する黒の森へ捨てられてしまいます。
絶体絶命のリーシェットを助けたのが、聖アルカディア皇国の皇太子ルシアスでした。
ところがルシアスもまた、強大な魔力を持ちながらうまく制御できず、周囲から厄災と恐れられている人物。
魔力を持たない魔術の祖リーシェットと、強すぎる魔力を制御できないルシアス。
この正反対の2人が出会うことから、物語が本格的に動き始めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です |
| ジャンル | ファンタジー・少女マンガ |
| 脚本 | yukiha |
| ネーム | NGC7K |
| 線画 | MOE、みくに |
| 着彩 | くろ |
| 背景 | DamDam |
| 仕上げ | 琴浦 |
| 制作 | SORAJIMA |
| 主な登場人物 | リーシェット、ルシアス、セリーナ |
配信話数や無料で読める範囲は時期によって変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。課金や契約などについて判断に迷う場合、最終的な判断は必要に応じて専門家にご相談ください。
各話ネタバレ・あらすじ一覧
ここからは、私が読み進めた範囲を1話ずつ整理します。
この作品は、各話ごとに新しい謎が一つずつ開くタイプなんですよ。前の話で提示された疑問が次の話で少し解け、その代わりにもっと大きな謎が出てくる。この連鎖がかなりうまいです。
第1話|リーシェットの前世と白の魔力
第1話は、成長したリーシェットが鎖につながれている衝撃的な場面からスタートします。
そこへエルデン公爵家の正門を破るほどの勢いで現れるのが、皇太子ルシアス。
公爵がリーシェットを自分の娘だと主張するのに対し、ルシアスも彼女を「僕の家族」として取り戻そうとします。
リーシェットもルシアスを見つけると、鎖につながれた状態で迷わず彼のもとへ飛び込みます。
ここで一度時間が巻き戻り、物語は9歳のリーシェットへ。
エルデン公爵家の長女であるリーシェットは非常に頭が良く、魔術理論については大人の魔術師以上の知識を持っています。しかし9歳になっても魔力だけが発現していません。
父親はそんなリーシェットに冷たく、反対に妹セリーナをかわいがっています。
そして明かされる最大の秘密。
リーシェットの前世は、エルデン家の始祖リシュミア・エルデン本人です。
前世のリシュミアは孤児で、名誉や財産を手にしても家族だけは得られませんでした。
だからリーシェットとして転生し、父、母、妹がいることを心から喜んでいたんです。
「家族の役に立てば愛してもらえる」
そんな思いから努力してきたリーシェットでしたが、第1話の最後で残酷な出来事が起こります。
エルデン家で代々長子だけに現れるはずの白の魔力が、妹セリーナに発現したのです。
リーシェットは「私は一体……?」と、自分自身の存在に疑問を抱くことになります。
リーシェットの前世やセリーナに発現した白の魔力、第1話に仕込まれた伏線をさらに詳しく知りたい方は、第1話の詳しいネタバレと白の魔力の秘密もチェックしてみてください。
第2話|リーシェット追放とルシアスとの出会い
セリーナに白の魔力が発現したことで、リーシェットはエルデン家の本当の長女ではないのではないかと疑われます。
母親は、本来の娘が出産時に亡くなり、別の赤ん坊と入れ替えられた可能性まで疑い始めます。
もちろん、この時点ではそれが事実だと証明されたわけではありません。
それでも両親は、これまで娘として育ててきたリーシェットを守ろうとはしませんでした。
彼女が送られたのは、多数の魔獣が生息する黒の森。
しかも渡された食料は生肉でした。
リーシェットは、生肉の血や臭いによって魔獣を引き寄せ、自分を襲わせるつもりなのではないかと察します。
案の定、魔獣に囲まれたリーシェットは逃げ続け、崖から転落。
次に目を覚ました時、彼女は暖かな場所で手当てを受けていました。
救ってくれた銀髪の青年こそ、ルシアス・アルカディアです。
リーシェットはエルデン家へ戻されたくないため、本名を隠して「リシー」と名乗ります。
ここで印象的なのが、家族とルシアスの対比です。
血のつながった家族はリーシェットを死地へ送り、初対面のルシアスは彼女を助け、治療し、温かい食事まで用意します。
第1話の未来でルシアスが彼女を「僕の家族」と呼んでいたことを考えると、2人の出会いそのものが作品の大きなテーマにつながっています。
リーシェットが黒の森へ捨てられた理由や、生肉に隠された意味、ルシアスとの出会いを詳しく追いたい方は、第2話の詳しいネタバレとルシアスとの出会いでまとめています。
第3話|白の魔力の役割と厄災の皇太子
第3話では、「リシー」と名乗ったリーシェットの正体を、ルシアスがすでに見抜いていたことが分かります。
金髪と新緑色の瞳、労働をしてきたようには見えない手、普通の子供が入れない黒の森にいたこと。
こうした情報から、ルシアスは彼女がエルデン公爵家のリーシェットだと推測していました。
さらに大きいのが、白の魔力がなぜ重要なのかという説明です。
黒の森には瘴気があり、それが魔獣を生み出します。
エルデン家に伝わる白の魔力には、この瘴気を抑える力がありました。
つまりエルデン家は単なる魔術の名門ではなく、黒の森を抑える役割を担ってきた一族だったわけです。
父グスタフがリーシェットの魔力発現に執着していた理由も、ここで少し見えました。
一方でルシアスについても重要な事実が明かされます。
ルシアスは妾腹の皇子で、彼の魔力が発現した年にはほかの皇子たちが流行病で亡くなっていました。
さらに皇后には実子である第四皇子がいます。
皇太子でありながら危険な魔獣討伐にたびたび向かい、普段は一人で戦うこともあるルシアス。
リーシェットが「嫌ではないの?」と聞くと、ルシアスは家族の役に立てることを理由に受け入れています。
ここ、私はかなり重要だと思いました。
リーシェットもずっと、家族の役に立てば愛してもらえると考えてきた人物だからです。
家族から十分に愛されているようには見えない2人が、同じ理由で自分を頑張らせている。少しずつ2人が似た者同士だと分かってきます。
白の魔力の役割やルシアスが「厄災」と呼ばれる背景、皇室での複雑な立場については、第3話の詳しいネタバレと厄災の理由でさらに詳しく解説しています。
第4話|黒の魔力が暴走し暗殺計画が発覚
第4話では、ルシアスが「厄災」と恐れられる理由の核心に一気に近づきます。
ルシアスが持つのは黒の魔力。
黒には「破壊」と「侵食」の特性があり、さらに黒の森の瘴気と同じ性質を持っています。
そのため黒の森でルシアスが魔力を解放すると、瘴気と魔力が共鳴し、制御できなくなる危険があります。
リーシェットを魔獣から守るために力を使ったルシアスは、実際に魔力を暴走させてしまいます。
ここで魔術の祖であるリーシェットの知識が生きます。
本来なら魔力暴走に備えて抑制剤を準備しておくはずなのに、なぜか用意されていません。
さらにリーシェットは、魔力を抑える抑制剤とは反対に、魔力を強くする増幅剤の存在を思い出します。
黒の森で暴走しやすいルシアスに増幅剤を使えばどうなるか。
答えは明らかですよね。
リーシェットは、今回の暴走が偶然ではなく、誰かが意図的に引き起こした可能性を疑います。
そして終盤、倒れたルシアスの前に彼を殺そうとする人物が登場。
その人物は、ルシアスを確実に殺すよう命じられていることを明かします。
つまり、ルシアス暗殺計画そのものはかなり濃厚になりました。
ただし、誰が命令したのかまではまだ判明していません。
リーシェットは逃げるよう言われていたにもかかわらず、ルシアスを救うために戻ります。
魔力はありません。
戦う力もありません。
それでも彼女には、「魔術の祖」として積み上げた知識があります。
第4話はリーシェットが「私は魔術の祖」と自分の本当の強さを思い出したところで次へ続きます。
序盤4話をひと言で整理すると、家族に必要とされなかったリーシェットとルシアスが出会い、お互いに欠けているものを補える存在だと分かり始める物語です。
ルシアスの黒の魔力が暴走した原因や増幅剤、暗殺計画について詳しく知りたい方は、第4話の詳しいネタバレと暗殺計画の考察もあわせて読んでみてください。
ネタバレは何話まで更新中?
マンガたのし屋では、現在第4話までの内容を詳しく整理しています。
ここで大事なのは、「作品の配信最新話」と「この記事で詳しくネタバレしている話数」は必ずしも同じではないということです。
この作品は配信サービス側では先のエピソードまで公開されている場合がありますが、私は無料で確認できる範囲を中心に物語を追っています。
そのため、このピラー記事では先の展開を推測で埋めません。
実際に内容を確認できた話だけを順番に追加していく方針です。
検索してきたあなたにとっても、その方が安心かなと思います。「たぶんこうなる」という話と、「実際に作中で起きたこと」が混ざってしまうと、ネタバレ記事としてかなり読みづらいですからね。
配信サービスの公開話数、無料対象話、キャンペーンなどは随時変わります。この記事の更新状況とは異なる場合があるため、最新の配信状況については公式サイトをご確認ください。
今後は第5話、第6話と読めるようになり次第、このページにも各話の要点を追加していきます。
なので、「前回どこまで進んだっけ?」となった時に、このページへ戻ってもらえれば、物語全体の流れを追える形にしていく予定です。
リーシェットが追放された理由
リーシェットがエルデン公爵家を追われた直接のきっかけは、妹セリーナに白の魔力が発現したことです。
エルデン家では、白の魔力が代々長子に受け継がれてきました。
ところが長女リーシェットには魔力が現れず、次女セリーナに白の魔力が現れます。
すると家族は、
「セリーナが白の魔力を持つなら、リーシェットは本当に長子なのか?」
という疑問を持つことになります。
母親は、出産時に本当の娘が亡くなり、別の子供と入れ替えられたのではないかという可能性まで疑います。
ただ、ここはかなり大切なので分けて考えた方がいいです。
リーシェットが疑われたことと、リーシェットが本当に偽物だったことは同じではありません。
序盤ではまだ出生の真相は確定していません。
むしろ読者は、リーシェットの前世がエルデン家の始祖リシュミア本人であることを知っています。
「偽物」と扱われている少女が、実は誰よりエルデン家の魔術を知っている本人。
この逆転構造が本作の面白いところですよ。
しかもエルデン家は、白の魔力によって黒の森の瘴気を抑え、大きな権威を築いてきました。
長子に白の魔力が発現しないというのは、単なる家族内の問題ではありません。
公爵家の正統性や役割そのものに関わる問題だった可能性があります。
だから父グスタフはリーシェットの魔力にあれほど執着していたのでしょう。
とはいえ、まだ幼いリーシェットを魔獣のいる黒の森へ捨てた事実は重いです。
リーシェット自身にとっても、追放で失ったのは公女という地位だけではありません。
前世からずっと欲しかった「家族」を失ったことが、何より大きな傷になっています。
ルシアスとの出会いと師弟関係
リーシェットとルシアスの出会いは、第2話の黒の森です。
魔獣から逃げて崖から転落したリーシェットを、ルシアスが救います。
面白いのは、2人がお互いにかなり特殊な欠点を抱えていること。
| 人物 | 持っているもの | 足りないもの |
|---|---|---|
| リーシェット | 魔術の祖としての知識 | 魔力 |
| ルシアス | 圧倒的な魔力量 | 魔力を制御する知識 |
ここ、かなりきれいですよね。
リーシェットは魔術を誰より理解しているのに、魔力そのものがありません。
ルシアスは誰より強い魔力を持っているのに、その扱い方を十分に教わっていません。
片方だけでは完成しない2人。
公式の作品紹介でも、リーシェットは自分を保護してもらう代わりにルシアスの先生になる、という関係へ進むことが示されています。
つまり本作は、助けられた少女と助けた皇太子という一方通行の関係ではありません。
ルシアスはリーシェットに安全な居場所を与えられる。
リーシェットはルシアスに、魔力を安全に扱うための知識を与えられる。
お互いが相手に必要なものを持っていることが、2人の師弟関係の出発点になっていくわけです。
そして忘れてはいけないのが第1話冒頭。
未来のルシアスは、リーシェットのことを「僕の家族」と呼び、エルデン公爵家を敵に回してでも助けに来ています。
先生と生徒として始まる2人が、どうやってそこまで強い絆を築くのか。
恋愛面だけでなく、この関係の変化そのものが本作最大の楽しみの一つかなと思います。
登場人物とそれぞれの関係
序盤で特に押さえておきたい人物は、リーシェット、ルシアス、セリーナ、そしてエルデン公爵家の両親です。
リーシェット
エルデン公爵家の長女として育った少女。
前世は魔術の祖リシュミア・エルデンで、膨大な魔術知識を記憶しています。
しかし今世では魔力が発現していません。
前世が孤児だったため家族への憧れが強く、両親に冷たくされても「役に立てば愛してもらえる」と努力してきました。
ところが妹に白の魔力が発現し、ニセモノだと疑われて公爵家を追われます。
ルシアス・アルカディア
聖アルカディア皇国の皇太子。
非常に大きな魔力を持つ一方、うまく制御できず「厄災」と恐れられています。
妾腹の皇子であり、皇后の実子ではありません。
危険な魔獣討伐へ一人で向かうこともあるほど特殊な立場ですが、本人は家族の役に立てることを喜んでいます。
冷酷な噂とは違い、リーシェットを助け、治療し、食事まで用意する優しい一面もあります。
セリーナ
リーシェットの妹。
父グスタフからかわいがられており、第1話でエルデン家の長子にしか現れないはずの白の魔力を発現します。
この出来事が、リーシェットの出生疑惑と追放の引き金になります。
ただし、セリーナ自身の出生や白の魔力が発現した本当の理由は、序盤の時点ではまだ謎です。
グスタフ・エルデン
リーシェットの父であり、エルデン公爵家の当主。
魔力を発現しないリーシェットには厳しい一方、セリーナには分かりやすく愛情を示します。
白の魔力が黒の森の瘴気を抑える重要な力だと考えると、リーシェットへの魔力発現への執着には、公爵家当主としての事情も含まれていたと考えられます。
リーシェットの母
リーシェットをセリーナと比べることが多く、白の魔力がセリーナに現れると、リーシェットが自分の実子ではない可能性を疑い始めます。
リーシェットが最も欲しかった「母親からの愛情」を十分に与えられなかった人物でもあります。
序盤では人物の本心や出生にまだ明かされていない部分が多くあります。特にセリーナ、リーシェットの出生、皇后とルシアスの関係については、今後の展開によって印象が変わる可能性があります。
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厄災の皇子はニセモノ公女をご所望ですの伏線考察
ここからは、単純なあらすじではなく、序盤に配置された伏線を整理します。
この作品は「白の魔力」「黒の魔力」「家族」「本物と偽物」という要素がかなりきれいにつながっているんですよ。
ただし、まだ物語の序盤です。ここでは作中で確定している事実と、そこから考えられる可能性を混同しないように見ていきます。
リーシェットの正体と前世
リーシェットの最大の秘密は、前世がリシュミア・エルデンであることです。
リシュミアはエルデン家の始祖であり、後世では魔術の祖と呼ばれています。
そのためリーシェットは、現在の魔術師たちが知らない昔の出来事まで知っています。
第1話では、リシュミアの魔力が発現した時期について、歴史に残る話と実際の出来事が異なることまで説明していました。
なぜそんなことを知っているのか。
答えは簡単で、本人だったからです。
ここで面白い矛盾が生まれます。
周囲から見ればリーシェットは「エルデン家の偽物」。しかし実際にはエルデン家を始めた本人の生まれ変わりです。
血統や白の魔力という「証明」だけで見れば、リーシェットは疑わしい。
しかし知識や記憶という意味では、誰より本物に近い。
この作品タイトルのニセモノは、単純な出生ミステリーだけではないのかもしれません。
「何をもって本物と呼ぶのか」というテーマまで含まれているように私は感じています。
そしてもう一つ重要なのが、前世のリシュミアが孤児だったこと。
リーシェットが家族にこだわる理由は、単に今の両親が好きだからではありません。
前世でどれだけ成功しても手に入らなかった「家族」が、今世では最初からいたからです。
そのため、冷たくされても簡単には諦められなかった。
この背景があるからこそ、公爵家から捨てられる出来事がリーシェットにとってより残酷に感じられます。
ルシアスが厄災と呼ばれる理由
ルシアスが厄災と呼ばれる背景には、複数の理由があります。
まず、ルシアスの魔力が発現した年に、ほかの皇子たちが流行病で亡くなったこと。
ルシアス本人が原因だと判明しているわけではありませんが、不吉な出来事と魔力発現が同じ時期に重なったことで、周囲から恐れられるようになったと考えられます。
さらに決定的なのが、彼の黒の魔力です。
黒の魔力には破壊と侵食の特性があります。
魔力量も非常に大きく、魔獣の群れを一人で倒せるほど。
強さだけを見れば、とんでもない能力です。
しかし問題は制御。
ルシアスは十分な魔力制御を教わっていないようで、黒の森では特に危険な状態になります。
黒の森に存在する瘴気と、ルシアスの黒の魔力が同じ特性を持っているためです。
魔力を解放すると両者が共鳴し、自分自身で止められなくなる。
ルシアスは周囲に厄災をもたらす人物というより、強すぎる力を与えられ、その力によって本人まで傷ついている人物なんですよね。
この見え方の逆転も本作の面白いところです。
しかも第4話では、その弱点を利用した暗殺まで疑われます。
皇太子なのに危険な討伐へ何度も送り出されていることまで考えると、皇室内でルシアスが本当に守られているのかも気になります。
白の魔力と黒の魔力の秘密
序盤で登場する魔力の中でも、特に重要なのが白と黒です。
白の魔力はエルデン家に受け継がれる特別な力。
黒の森にある瘴気を抑える能力があります。
一方、ルシアスの黒の魔力は、黒の森の瘴気と同じ性質を持っています。
| 力 | 判明している特徴 |
|---|---|
| 白の魔力 | 黒の森の瘴気を抑える |
| 黒の魔力 | 破壊と侵食の特性を持つ |
| 黒の森の瘴気 | 魔獣を生み、黒の魔力と共鳴する |
この設定を見ると、一つ気になることがあります。
白の魔力が黒の森の瘴気を抑えられるなら、ルシアスの黒の魔力にも作用するのではないか。
これはまだ確定情報ではありません。
ただ、白と黒がここまで対照的に配置されている以上、今後2つの魔力が深く関係する可能性はありそうです。
さらに興味深いのが、リーシェット自身には白の魔力がないこと。
白の魔力を持っているのは妹セリーナです。
一方、ルシアスを実際に救おうとしているリーシェットには、魔力ではなく「魔術の祖としての知識」があります。
つまり本作では、単純に強い魔力を持っている人が偉いという話ではなさそうなんです。
力をどう理解し、どう扱うのか。
そこにリーシェットの価値があります。
第4話で父親から価値を認めてもらえなかったリーシェットの知識が、ルシアスを救えるかもしれないところまで進んだのは、とても気持ちのいい反転でした。
セリーナの白の魔力の謎
物語序盤で最も大きな謎の一つが、なぜセリーナに白の魔力が発現したのかです。
エルデン家の白の魔力は代々、長子に現れるとされています。
現在の長女はリーシェット。
ところが魔力が現れたのは次女セリーナです。
そのため家族は、リーシェットの出生を疑いました。
ただ、現時点ではいくつもの可能性が残っています。
- リーシェットの出生に本当に秘密がある
- セリーナの出生に別の秘密がある
- 白の魔力の継承条件が正しく伝わっていない
- リーシェットの転生が魔力に影響している
- 白の魔力そのものに未判明の条件がある
どれが正しいのかはまだ分かりません。
ここで早い段階から「リーシェットは実子ではない」と決めつけるのは危険です。
むしろ私は、セリーナに白の魔力が現れたこと自体が、これから解くべき大きなミステリーとして置かれていると見ています。
さらに白の魔力には黒の森の瘴気を抑える役割があります。
セリーナがその力をどこまで扱えるのかもまだ分かりません。
単に「白く光る魔力が出た」というだけでなく、歴代の長子と同じ役割を果たせるのか。
ここも今後確認したいポイントです。
現時点で確定しているのは、セリーナに白の魔力が発現したことまで。リーシェットやセリーナの出生の真相、白の魔力が発現した本当の理由については、今後の話で判明した内容を追記します。
厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です|各話ネタバレを徹底解説!のまとめ
『厄災の皇子はニセモノ公女をご所望です』は、魔力のない公女リーシェットと、魔力を制御できない皇太子ルシアスの出会いから始まるファンタジー作品です。
序盤の内容を振り返ると、リーシェットはエルデン公爵家の長女として育ちながら、魔力を発現できませんでした。
しかし本当の正体は、エルデン家を築いた魔術の祖リシュミアの生まれ変わり。
そんな彼女ではなく妹セリーナに長子限定とされる白の魔力が現れたことで、リーシェットは偽物だと疑われ、黒の森へ追放されます。
そして命を失いかけた彼女を救ったのが、厄災の皇太子ルシアスでした。
ルシアスは圧倒的な魔力量を持つ一方、その力を制御できません。
リーシェットは魔力を持たない一方、魔術を誰より理解しています。
「力はないけれど知識がある少女」と「力はあるけれど扱えない皇子」。
2人が出会ったことで、それぞれの欠けていた部分が少しずつ埋まり始めています。
- リーシェットは本当にエルデン家の娘なのか
- なぜセリーナに白の魔力が現れたのか
- ルシアスの黒の魔力はなぜ瘴気と同じなのか
- 誰がルシアスを暗殺しようとしているのか
- 白の魔力と黒の魔力はどう関係するのか
- ルシアスはなぜ未来でリーシェットを家族と呼ぶのか
中でも私が注目しているのは、やっぱり「家族」というテーマです。
前世で孤児だったリーシェットは、今世で家族に愛されるために必死に役立とうとしました。
ルシアスもまた、自分が危険な目に遭ってまで「家族の役に立てる」と魔獣討伐を受け入れています。
そんな2人が出会い、第1話の未来ではルシアスがリーシェットを「僕の家族」と呼んでいる。
血のつながりではなく、お互いを選んだ結果として「家族」になっていく物語なのかもしれません。
もちろん、まだ序盤。
リーシェットがルシアスの先生になるまでの流れ、2人の関係の変化、セリーナの秘密、エルデン家との再会など、これから確認したいポイントは山ほどあります。
マンガたのし屋では、無料で読み進められる話が増えるたびに、この記事へネタバレと伏線を追加していきます。
最新話だけをつまんで読むのではなく、「第1話のあの伏線がここにつながっていたんだ」と振り返れるページに育てていく予定です。
厄災の皇子はニセモノ公女をご所望ですの物語をこれから追っていく方は、ぜひこのページを話数ネタバレの目次として使ってくださいね。