『悪女は今日も楽しい』、レイリンの痛快な活躍から目が離せませんよね! 物語がクライマックスに近づくにつれ、「レイリンとハビエールの関係は?」「宿敵アイリスとの決着は?」「結局、誰がヒーローなの?」と、結末が気になって「ネタバレ」を探している方も多いのではないでしょうか。
当記事「マンガたのし屋」では、そんなあなたのために、1話の転生から最新99話までの重要な展開を「5分で読める結末までのネタバレ」として徹底的に凝縮しました。
この記事を読めば、複雑な皇室の陰謀、アイリスの恐ろしい正体、そしてレイリン自身の「魂の秘密」まで、物語の核心となる部分が全てわかります。読み飛ばしていたあの伏線も、きっとスッキリ繋がりますよ。

まずは、この壮大な逆転劇の「結末」を知る前に、物語の基本情報を一緒に確認していきましょう。
『悪女は今日も楽しい』は、読んでいると「ワクワク」して、とっても「スカッと(痛快)」する気分になれる「悪役令嬢」のお話です。
現実の世界で、長年付き合った彼氏を友達に取られ、まるで脇役悪女のような人生だった主人公・菜々美。彼女が、なんと物語の中の「悪役令嬢」レイリンに転生してしまうんです。
でも、今度の彼女は違います。見た目も頭もバッチリな公爵令嬢として、もう我慢しない!
たとえば、嫌味なライバルや自分を裏切った婚約者に対しても、圧倒的な財力や知恵を使って、バッサリとやり込めてしまいます。こういう展開、待ってました!って感じですよね。
韓国発の「悪役令嬢」ジャンルの中でも、主人公が堂々と輝く姿がとっても魅力的な作品です。
- 1話の転生から最新99話までの、時系列に沿った詳細なあらすじ。
- 宿敵アイリスと皇太子フレードリヒの陰謀、および剣術大会での対決の結末。
- ハビエルの正体(獣人族の王)や、ヒーロー候補たち(ルーカス、カシオン等)との関係性の進展。
- 主人公が転生者(菜々美)ではなく、「本当のレイリン」だったという物語最大の核心(秘密)。
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【ネタバレあり】『悪女は今日も楽しい』のあらすじと基本設定まとめ
- 結結末までのストーリの流れ|『悪女は今日も楽しい』転生令嬢の華麗なる逆転劇
- 転生の目覚め:レイリンとしての新たな人生の幕開け (1話〜4話)
- 財力と知略:悪女流・痛快な世直しの始まり (5話〜11話)
- 新たな絆と芽生える闇:ハビエルという光、アイリスという影 (12話〜22話)
- 皇太子との決別:建国記念パーティーの攻防 (23話〜29話)
- 恋の予感と蠢く陰謀:レイリンを巡る男たち (30話〜38話)
- 決闘と婚約破棄:アイリスと皇太子への通告 (39話〜41話)
- 世論操作と父の覚悟:カンドミオン家の反撃 (42話〜49話)
- ハビエルの旅立ちと新たな陰謀:アイリスの暗躍 (50話〜61話)
- ハビエルの帰還と成長:獣人族の王の覚醒 (62話〜71話)
- 忍び寄る刺客とベラッドの苦悩:狩猟大会の罠 (72話〜81話)
- 真相への序章:アイリスの黒魔法と皇室の闇 (82話〜90話)
- 剣術大会の激闘:全ての陰謀が交差する場所 (91話〜96話)
- 魂の記憶と本当の私:レイリンが選ぶ未来 (97話〜99話)
- 悪女は今日も歩み続ける
結末までのストーリの流れ|『悪女は今日も楽しい』転生令嬢の華麗なる逆転劇
ここでは、1話の転生から最新話(99話)に至るまでのストーリーを、時系列に沿って詳しく解説していきます。
物語の始まりは、私たちの世界とよく似た場所。主人公の菜々美は、8年という長い歳月を共にした彼氏を、あろうことか親友に横取りされてしまいます。
それだけでも辛いのに、二人の結婚式にまで招待される始末…。まるで、物語の脇役、それも一番報われない「悪女」のような人生だと、彼女がうつむいた瞬間、運命は回転を始めました。
次に彼女が目覚めた時、そこは見知らぬ豪華な部屋。鏡に映ったのは、ピンクの髪とピンクの瞳を持つ、息をのむほどの美少女。そう、彼女は自分が読んでいた小説の世界、その「悪役令嬢」レイリン・シャーン・カンドミオンに転生してしまったのです。
しかし、今度の彼女は違います。前世の記憶を持つ彼女は、才色兼備で、おまけに国内随一の公爵令嬢という「最強のカード」を手にしていました。もう、誰かの引き立て役で終わるつもりはありません。
たとえば、原作のヒロインに嫌がらせをされても、余裕の笑みで受け流し、婚約者の裏切りには、圧倒的な財力と知略で「倍返し」していく。この展開、まさに私たちが待っていたものですよね。
韓国発の「SMARTOON(スマトゥーン)」と呼ばれる、フルカラーで描かれる縦読み漫画という形式も、この物語の魅力を最大限に引き上げています。まるで映画を観ているかのような臨場感と、レイリンのまとうドレスのきらめき、彼女が見せる痛快な笑顔が、鮮やかに私たちの目へと飛び込んでくるのです。
これは、ただの転生ものではなく、一人の女性が「自分」を取り戻し、最高に輝くための、華麗なるステージなのです。
転生の目覚め:レイリンとしての新たな人生の幕開け (1話〜4話)
菜々美の意識が、レイリン・シャーン・カンドミオンとして浮上したあの瞬間。それは、ひどい二日酔いの朝のような、重たい混乱から始まりました。昨日までの自分は、惨めな現実の中で招待状を握りしめていたはず。それなのに、今、このシルクのシーツの感触は何? この、嗅いだことのない甘く芳しい香りは?
彼女が恐る恐る目を開けた先には、天蓋付きのベッドと、自分を「お嬢様」と呼ぶメイドたちの姿がありました。
そして、差し出された鏡に映ったのは、まるで砂糖菓子のように甘く、しかしどこか強い意志を秘めた「レイリン」の顔。ピンクの髪、ピンクの瞳。自分が読んでいた小説の、あの悪役令嬢そのものでした。
多くの物語の主人公なら、ここで絶望し、嘆き、あるいは現実を受け入れられないかもしれません。しかし、彼女は違いました。現実世界で「脇役悪女」のレッテルを貼られていた菜々美にとって、この転生は「最悪」ではなく、「最高」のチャンスに思えたのです。
才色兼備、おまけに巨大な富を持つ公爵令嬢。こんな素晴らしい立場、他にありますか?
原作の知識も、もちろん鮮明です。目の前のメイドたちが噂している、婚約者のフレードリヒ皇太子。彼が、原作ヒロインであるアイリスと浮気をしている、どうしようもない男だということも。
そして、自分(レイリン)が、その二人の仲を引き裂こうとする「悪女」として、いずれ断罪される運命だということも。
「上等じゃない」。彼女はきっと、そう思ったはずです。
最初の舞台は、アスウェン伯爵家のパーティー。原作では、ここでレイリンがアイリスにワインをかける有名なシーンがあるはず。しかし、今のレイリンは、そんな幼稚な手段は選びません。アイリスが、レイリンから横取りした(と原作で設定されていた)ドレスを着て挑発してきても、レイリンは動じません。
「まあ、お似合いだこと」。その一言で、格の違いを見せつけます。余裕のない者ほど、他人のものを欲しがり、そしてそれを誇示しようとする。レイリン(菜々美)は、現実世界でそれを嫌というほど見てきたのですから。
大人の余裕でアイリスのプライドを軽くあしらったレイリン。彼女の視線は、もはやヒロインや皇太子には向いていませんでした。彼女の目を釘付けにしたのは、パーティー会場の隅にいた、一人の騎士。
信じられないほどのイケメン、カシオンでした。もし彼が現実社会にいたら、SNSのフォロワーは数億人…なんて、転生早々、彼女の思考は実に「菜々美」らしいものでした。この出会いが、彼女の新たな人生において、皇太子よりもずっと重要な意味を持つことになるとは、この時の彼女はまだ知りません。
財力と知略:悪女流・痛快な世直しの始まり (5話〜11話)
新しい人生のハンドルを握ったレイリン。彼女がまず考えたのは、この「悪役令嬢」という立場を、どう最大限に楽しむか、でした。そして、その最大の武器は、言うまでもなくカンドミオン公爵家の「財力」です。
パーティーで見かけたイケメン騎士、カシオン。平民上がりで最下位の騎士団所属という彼に、レイリンは臆することなく接近します。彼が暗い顔で「何か用か」と問いかければ、彼女は恥じらいもなく、しかし堂々と「あなたがあまりにもイケメンだから、一緒に踊りたかった」と告げるのです。
このストレートさ! 感情が顔に出やすいカシオンは、顔を真っ赤にして立ち去ってしまいますが、この出来事が彼の心に小さな、しかし確かな波紋を残しました。
しかし、レイリンの「お金の使い方」が真価を発揮するのは、ここからです。メイドのベッキーに、自分が自由に使えるお金について尋ねた彼女は、父親からなんと500億ジェニーという天文学的な金額を(おそらく小遣いレベルで)手に入れます。
さて、この大金、あなたならどう使いますか?
レイリンが向かったのは、情報屋ギルド。彼女は、前世で抱いていた「憧れ」を実行に移します。それは、「大金をかっこよくバンと使う」こと。
ギルドの受付で、彼女は合言葉を告げると、ギルドマスターを呼ぶよう要求します。ギルドの男が要件を尋ねると、レイリンはニヤリと笑い、前金として1億ジェニーをキャッシュで叩きつけました。
男がたじろぐと、彼女はさらに「足りない?」とばかりにお金を積んでいきます。このシーンの痛快さと言ったら! これこそが、私たちが悪役令嬢に求めていた姿かもしれません。
やがて現れたギルドマスター、ルーカス。彼もまた、藍色の髪を持つイケメンでした。しかし、レイリンは彼がアイリスと繋がっていることを知っています。彼女はルーカスに対し、「依頼なんて何もない。
ただあなたの顔が見たかっただけ」と、散々お金を使わせた挙句、嫌味を放って店を出ていくのです。ぽかんとするルーカス。彼は、レイリンが噂に聞くような単純な悪女ではないと、この時悟ったはずです。
そして、レイリンの「お金の本当の使い方」が試される時が来ます。ノニウェル地区で、彼女は一人の少年に出会いました。獣人族の少年、ハビエル。彼は奴隷として、小太りの男に虐げられていました。
その姿を見た瞬間、レイリンの中のかつての「菜々美」が疼いたのかもしれません。居場所がなく、誰にも守ってもらえなかった過去の記憶。
レイリンは、迷いませんでした。「今こそお金の使うとき」。彼女は、その男に対し、いくら欲しいのかと尋ねます。そして、ベッキーが持ってきた1億ジェニーの入った袋を、惜しげもなく投げ渡すのです。圧倒的な財力の前で、男は青ざめ、ハビエルを解放しました。
これは、単なる衝動買いではありません。これは、かつて何もできなかった自分が、今、目の前の命を救うことができるという、レイリン(菜々美)にとっての「革命」であり、彼女の優しさと強さの証明だったのです。
新たな絆と芽生える闇:ハビエルという光、アイリスという影 (12話〜22話)
レイリンに救い出された少年、ハビエル。最高級のポーションで傷を癒された彼の顔は、まるで天使のように美しく、レイリンやメイドたちを虜にします。しかし、彼の心は深く傷ついていました。「ご主人様」とレイリンを呼び、顔色をうかがうハビエルに、レイリンは「ご主人様じゃない、家族だ」と告げます。
帰る場所も、住むところもないハビエルは、レイリンに引き取ってほしいと懇願します。レイリンは彼に、「自分のそばにいて、やりたいことを見つける」という「仕事」を与えました。
この二人の間に生まれた絆は、単なる主従関係ではありません。レイリンはハビエルに、かつて自分が欲しかった「無条件の居場所」を与え、ハビエルはレイリンに、純粋な「慕情」と「癒し」を与えたのです。
ハビエルがヒョウに変身する獣人族だと知っても、レイリンは「かわいい!」と抱きしめます。この絶対的な肯定こそが、ハビエルの閉ざされた心を開く鍵となりました。
しかし、光が強ければ、影もまた濃くなります。ハビエルには、奴隷として生きてきた過去が残した深い闇がありました。レイリンの頭を撫でようとしたメイドのリリアンに対し、ハビエルは突如として豹変し、彼女の腕をねじ上げます(15話)。レイリンが振り向くと、そこにはまた無邪気な笑顔のハビエルが。
彼の中の、レイリンへの盲目的なまでの執着と、他人への強い警戒心。レイリンは、この純粋すぎる魂をどう導くべきか、初めて「保護者」としての重い責任を感じたことでしょう。
一方で、レイリンの社交界での戦いも本格化します。 父親(カンドミオン公爵)は、娘の婚約破棄宣言に驚きつつも、どこまでも娘に甘い親バカぶりを発揮(13話)。「浮気相手のアイリスを始末することもできる」と冷たく言い放つあたり、やはりこの父親にしてこの娘あり、です。
パーティーでは、バイカル侯爵夫人の茶会で、ユエランという令嬢と対立します(16話)。ユエランがミエルという令嬢の持つタンザナイトを「サファイアではないか」と馬鹿にした場面。
ここでレイリンは、前世の「ネットで読んだ知識」を披露します。「タンザナイトの価値はその多色性。青いほうが価値がある」。見事な知識でユエランを論破し、ミエルを救ったのです。
この一件は、レイリンがもはや原作の「悪女」ではなく、知性と優しさ(と財力)で人を惹きつける、新たな「主人公」であることを示しています。
しかし、彼女の前に立ちはだかるのは、やはり原作ヒロインのアイリス。レイリンは、アイリスがドレスを盗んだこと(3話)にすら、同情的な一面を見せますが、アイリスの方はそうではありません。
建国記念日のパーティー(22話)を前に、皇太子と共にいるアイリスは、レイリンを前にしても怯むことなく、悪女のような笑みを浮かべるのです。この二人の女の戦いは、まだ始まったばかり。ハビエルという無垢な光を守りながら、レイリンはアイリスという計算高い影と、どう対峙していくのでしょうか。
皇太子との決別:建国記念パーティーの攻防 (23話〜29話)
物語が大きく動き出す、その予兆は、冷たい空気に乗ってやってきました。レイリンの屋敷に、皇太子フレードリヒが何の前触れもなく訪れたのです(23話)。
仮にも婚約者に対する、あまりに無礼な振る舞い。小説の中のレイリンであれば、ここで慌てて彼の機嫌を取ろうとしたかもしれません。しかし、今のレイリンは違います。
「適当な理由をつけて追い返しましょう」。 ベッキーが皇太子相手に強気なレイリンを心配する中、彼女はカンドミオン公爵令嬢としての誇りを胸に、堂々とその無礼を跳ねのけようとします。この時点で、もはやフレードリヒは彼女の「攻略対象」どころか、「排除すべき障害」でしかありませんでした。
結局、レイリンは彼に会うことにしますが、そこにはヒョウの姿のハビエルを連れて、悠々と登場。フレードリヒが「気を引くための趣向か」と見当違いな勘違いをしている間に、レイリンは彼の本題を待ちます。そして、彼が勝ち誇ったように告げた言葉。「建国記念日のパーティーには、君と一緒に行かない」。
その言葉を聞いたレイリンの心中は、怒りよりも、むしろ「呆れ」に近かったのではないでしょうか。彼女はあっさりとそれを了解すると、「お茶がなくなったから」と床にティーカップの中身をぶちまけ、退室しようとします。この痛快な振る舞い! まさに悪女の面目躍如です。
そして、運命の建国記念日パーティー。 その前に、レイリンは御用達のブティック、ローズマリーの店を訪れます(24話)。
そこには、偶然にもアイリスの姿が。以前、アイリスがレイリンのドレスを横取りした件で、常連客のレイリンを怒らせたと必死のローズマリーは、レイリンを最優先で接客。アイリスは放置されます。
レイリンは、わざとアイリスを呼び寄せ、公爵令嬢としての「格」の違いを、これでもかと見せつけます(25話)。「私が許可するまで、座ってもいけないのよ」。
冗談めかしながらも、その言葉はアイリスのプライドを深く傷つけます。しかし、アイリスも負けてはいません。「パーティーが楽しみ」と強気に笑う彼女の胸には、皇太子という「切り札」があるのですから。
パーティー当日(27話)。皇太子がエスコートしてきたのは、もちろんアイリスでした。会場は「皇太子が浮気をしている」という噂で持ちきり。原作のレイリンなら、ここで泣きながら皇太子に縋り付いた場面です。 しかし、今のレイリンは違いました。
アイリスが勝ち誇ったように微笑みかけると、レイリンは、それ以上に気持ちの良い、完璧な笑顔で微笑み返します。そして、次の瞬間。 レイリンはアイリスの頬に、手袋を投げつけたのです。
「決闘を申し込みます!」
会場が凍りつきました。レイリンの狙いは、単なる痴話喧嘩ではありません。公衆の面前で、カンドミオン家の令嬢、そして皇太子の婚約者としての「名誉」を傷つけた責任を、アイリスに問う。そのための、計算され尽くした「舞台」だったのです。
皇太子がレイリンの腕を掴み脅迫しようとした、その時。事態はレイリンの想像を超えた方向へ動きます。 「皇太子、手を離しなさい」 帝国を支えるもう一つの柱、カルロス公爵家の当主が、レイリンの側に立ったのです(28話)。
さらに、父親であるカンドミオン公爵も加わり、形勢は完全に逆転。カルロス公爵は、この決闘の「承認(証人)」になると申し出ます。
皇室も、二大公爵家を敵に回すことはできません。レイリンがたった一人で仕掛けた戦いは、帝国全体を巻き込む大きなうねりへと変わっていったのです。そして、この騒動の後、父はレイリンに告げます。
「婚約破棄を、お前の口から伝えてきなさい」(29話)。レイリンが、本当の意味で過去のしがらみを断ち切り、新しい人生を歩き出す瞬間が、すぐそこまで来ていました。
恋の予感と蠢く陰謀:レイリンを巡る男たち (30話〜38話)
建国記念パーティーでの鮮烈な「決闘宣言」。レイリンが投げた小石は、帝国社交界という静かな水面に、予想以上に大きな波紋を広げていました。そして、その波紋の中心にいる彼女に、三人の男性が、それぞれの想いを胸に近づいてきます。
一人目は、情報屋ギルドのマスター、ルーカス・ヘイレス。 彼は、パーティーで悪徳商人の件での協力を申し出ると共に、レイリンにダンスを申し込みます(30話)。
バルコニーで二人きり。彼は、レイリンの腕に、皇太子につけられた痛々しいあざを見つけます。ルーカスは何も言わず、そっと自分の上着を彼女の肩にかけました。
レイリンのプライドを傷つけない、そのスマートな優しさ。この時、ルーカスの中で、レイリンへの感情は「面白いお嬢様」から、守りたい「一人の女性」へと、はっきりと変わったのです。彼はレイリンが残した手袋に、そっと口づけるのでした。
二人目は、あのイケメン騎士、カシオン。 ノニウェル地区のお祭りで、レイリンは彼と再会します(32話)。そこには、カシオンそっくりの幼い弟の姿が。綿あめを差し出して弟くんを手なずけるレイリン。
庶民のお祭りで、二人は貴族も平民もない、ただの男女としてダンスを踊ります。身分の差を気にして一歩を踏み出せなかったカシオン。
しかし、レイリンの「友達になるのに身分は問題ではない」という言葉が、彼の心の壁を溶かしていきます。彼はレイリンに跪き、「次の機会には、私からダンスに誘いたい」と、満面の笑みで誓うのでした。
そして三人目は、カルロス公爵家の令息、ベラッド卿。 彼は、レイリンとアイリスの決闘の証人として現れます(36話)。
彼はレイリンと幼い頃から面識があり、なんと過去にレイリンに結婚を申し込んでいたというのです。今のレイリン(菜々美)には全く記憶がありませんが、彼が放つ独特の威圧感に、レイリンはなぜか寒気を感じます。
しかし、事態は思わぬ方向へ。 あろうことか、アイリスが、ノニウェル地区のお祭りで、変装していたベラッド(金髪のカツラを被っていた)に接触していたことが判明します(37話)。アイリスは彼を「騎士様」と呼び、決闘の日に味方になってくれるよう、助けを求めていたのです。
アイリスの最大の誤算。それは、ベラッドが何よりも「他人を利用する」人間を嫌っていたこと。そして、彼がアイリスに、レイリンの悪口を吹き込まれていたことでした(38話)。
ベラッドは、アイリスの浅はかな策略に激怒。「君の男性遍歴は知っている」と、アイリスが皇太子以外にもルーカスやカシオン、そして自分(ベラッド)にまで声をかけていたことを見抜き、彼女を冷たく突き放します。
皮肉なことに、皇太子を巡る争いでレイリンを陥れようとしたアイリスの行動が、結果として、ルーカス、カシオン、ベラッドという三人の有力な男性たちを、レイリンの側へと引き寄せることになったのです。
彼らの視線は、もはや偽りのヒロイン(アイリス)ではなく、堂々と前を向く、真の「悪女」レイリンに注がれていました。
決闘と婚約破棄:アイリスと皇太子への通告 (39話〜41話)
ベラッドという強力な援護射撃を失い、決闘の場で一人取り残されたアイリス。レイリンは彼女に、非を認めて謝罪するよう、静かに告げます。しかし、アイリスはまだ負けを認めません。それどころか、「レイリンは皇太子にすがるべき」と、高圧的に言い返してくる始末。
この時、アイリスの口から、彼女もまた「未来を知る者」であることを示唆する言葉がこぼれます(39話)。「小説のレイリン」の行動、つまり、皇太子に無様にすがりつく未来を予測していたからこそ、彼女は身分差もわきまえず、ここまで強気だったのです。
しかし、目の前にいるのは「菜々美」の魂を持つレイリン。彼女は、もはや皇太子に何の未練もありません。 レイリンは、カンドミオン家の財力をもってすれば、アイリスのコンラード家を破滅させることなど造作もないと、冷徹に事実を突きつけます。
アイリスの事業を立ち行かなくさせ、住まいも買い取り、一家もろとも貴族の身分を剥奪する。その「苦渋の選択」を前に、アイリスはついに膝を折りました。
レイリンの目的は、アイリスを破滅させることではありませんでした。彼女から「正式な謝罪」を引き出し、この無意味な争いにケリをつけること。決闘にかかった費用をアイリスに負担させるという、現実的な(しかしアイリスにとっては非常に痛い)形で、この「決闘」は幕を閉じました。
さて、アイリスという前座が終われば、次はいよいよ「本命」です。 レイリンは、その足で、休む間もなく皇太子宮へと馬車を走らせます(40話)。半籠城生活を送り、世間の噂に怯えるフレードリヒ皇太子の元へ。
夜遅く、しっかりと着飾って現れた婚約者の姿に、フレードリヒは何を思ったでしょうか。彼が何かを言う前に、レイリンは本題に入ります。 「婚約を破棄させていただきます」 ワインをボトルごと煽りながら、彼女は淡々と、しかし決定的な言葉を告げました。
「どうしてだ! 私のことが好きだと言っていたじゃないか!」 フレードリヒは、ソファに倒れ込んだレイリンに覆いかぶさり、甘い言葉で引き留めようとします。「君が望むならアイリスに謝罪させる」と。 この男は、まだ自分が「選ぶ」立場にあると勘違いしているのです。
レイリンは、そんな彼に、最大の望みを告げます。それは、この婚約を今すぐ破棄すること。 しかし、フレードリヒの反応は、レイリンの想像を超えていました(41話)。
「レイリンは私から離れられない」「レイリンは私のモノだ」。彼の目は据わり、涙を流しながら、もはや愛情ではなく「執着」と呼ぶしかない狂気を露わにします。
レイリンが、その高慢な態度をへし折るために「皇太子の立場でいられなくしてやる」と反論した、その時。激昂したフレードリヒが、炎のようなオーラを放ち、レイリンに詰め寄ります。
「そこまでだ、皇太子」 レイリンの背後から彼女を受け止めたのは、なんと、あのベラッド卿でした。彼はレイリンをかばうように剣を抜き、フレードリヒと対峙します。 そして、レイリンを軽々とお姫様抱っこすると、皇太子宮から彼女を連れ出したのです。
しかし、レイリンはただ守られるだけの令嬢ではありません。皇宮の家来たちが騒ぎに気づいて集まってくるのを見ると、彼女はベッキーに目配せし、その場に倒れ込みます。
「お嬢様が! 皇太子殿下に酷い目に遭わされて…!」 ベッキーの大げさな(しかし真実でもある)叫び声が、皇宮の夜に響き渡りました。 レイリン・シャーン・カンドミオン。彼女は、転んでもただでは起きない。最後の最後まで、完璧な「舞台」を演じきったのです。
世論操作と父の覚悟:カンドミオン家の反撃 (42話〜49話)
レイリンが皇宮で打った「倒れる」という一世一代の大芝居。その効果は絶大でした。 「皇太子宮から出てきたレイリン嬢が、気を失って倒れた」 このニュースは、皇宮の家来たちという「証人」を得て、瞬く間に貴族社会を駆け巡ります。
屋敷でその報を受けたカンドミオン公爵は、激怒しました(42話)。娘・レイリンが、婚約破棄を伝えるために出かけ、そして倒れた。フレードリヒが娘に何をしたのか、想像に難くありません。
ベラッド卿から「皇太子がレイリンを脅迫した」という証言も得て、公爵の覚悟は決まります。「公爵の権利をかけてでも、フレードリヒを皇太子の座から下ろす」。父親の愛は、時に何よりも強力な力となるのです。
しかし、皇室も黙ってはいません。 レイリンが2日間も目を覚まさなかった(実際は芝居疲れでぐっすり眠っていた)間に、皇室は巧みな印象操作を開始していました(43話)。「レイリンの横暴に皇太子が困っている」という、全く逆の噂を流し始めたのです。
このままでは、せっかくのレイリンの芝居も無駄になってしまう。 その危機的状況をレイリンに伝えたのは、あのルーカスでした。
彼は夜、こっそりとレイリンの部屋のバルコニーに現れ(もちろんお肉の差し入れ付きで)、皇室がいかに民衆の支持を得ているか、そして、このままではレイリンが悪者にされてしまうと忠告します。
「情報が必要だ」。レイリンは、ルーカスの協力を得て、本格的な「世論操作」に乗り出します。 まずは、民衆の支持を得ること。 レイリンは、かつてハビエルを救ったノニウェル地区の悪徳金貸し・ハインズの摘発計画を実行します(45話)。
この時、彼女が協力を求めたのは、ルーカスではなく、騎士カシオンでした。
これは、カシオンに「手柄」を立てさせ、平民上がりの彼が貴族社会で認められるための、レイリンの深い配慮でした。カシオンも、レイリンの信頼に応え、見事にハインズを捕らえます。
そして、この「美談」を帝国中に広めたのが、ルーカスです(46話)。 彼は情報ギルドの子供たち(孤児)を使い、街中に「噂」を流します。 「カンドミオン公爵令嬢が、悪徳金貸しから民衆を救った!」 「彼女は天使の生まれ変わりだ!」 「その一方で、皇太子は天使のような婚約者を裏切り、浮気している!」
この二段構えの作戦は、完璧に成功しました。民衆は、レイリンを「弱き者を救う天使」として崇め、フレードリヒを「天使を裏切った悪人」として非難し始めます。強固だった皇室への信頼は、この一件で大きく揺らぎました。
全てを失い、焦るアイリス(46話)。 そして、民衆の支持という最強の武器を得たレイリンは、次なる一手に出ます。 彼女は父・カンドミオン公爵に、「私が家督を継ぎます」と宣言したのです(47話)。
それは、もはや「悪役令嬢」ごっこではなく、公爵家の当主として、この国の未来に責任を持つという、彼女の強い決意の表れでした。 同じ頃、ハビエルもまた、「レイリンを守れる強い大人になる」ために、全寮制の学校へ行くことを決意します(48話)。
レイリンの戦いは、新たなステージへと進んでいました。彼女は、魔塔の主イグレンと接触し、「お金」を武器に魔法使いたちの協力を取り付け、新たなビジネス(ボールペンの開発)にも乗り出します(49話)。レイリン・シャーン・カンドミオンの快進撃は、まだ止まりません。
ハビエルの旅立ちと新たな陰謀:アイリスの暗躍 (50話〜61話)
レイリンの勢いは、まるで新緑の季節の若葉のように、とどまるところを知りません。 魔塔の主イグレンとのビジネス契約(50話)。
社交界では、敵対していたユエラン派(貴族派)に対抗し、自ら刺繍のサロンを開いて味方を増やす(51話)。彼女の周りには、ミエルやフェイラーといった、彼女を心から慕う令嬢たちが集まり始めていました。
しかし、そんな彼女の前に、帝国の「闇」が立ちはだかります。 皇宮から届いた招待状。皇帝との謁見です(51話)。 皇帝は、一見穏やかな物腰で、レイリンを丸め込もうとします(53話)。
「側室を認められないのは、未来の皇后として度量が狭いのではないか?」と。さらに、フレードリヒの母である皇后までもが現れ、「あなたのせいで計画が台無し!」と、逆恨みも甚だしい剣幕でレイリンを責め立てます(54話)。
彼らにとって、浮気や裏切りは問題ではなく、ただ「皇室の体面」だけが全てなのです。レイリンは、この親子(皇帝・皇后・フレードリヒ)が、揃いも揃って狂気的な自己保身と欲望にまみれていることを再確認します。
そんな重苦しい現実から屋敷に戻ったレイリンを待っていたのは、ハビエルの「旅立ち」の報告でした(55話)。 全寮制の学校へ行く。それは、ハビエルが「レイリンに守られる存在」から、「レイリンを守る存在」になるために、自分で選んだ道でした。
「寂しい」。その本心をぐっと堪え、レイリンは彼の背中を押します。いつも自分のそばにいて、ヒョウの姿で癒してくれた小さな温もり。それが、自分の手から離れていく。レイリンは、一人の女性として、また一つ成長の痛みを経験します。
ハビエルがいなくなった寂しさを埋めるかのように、レイリンはさらに精力的に動き出します。 魔塔を訪れ、イグレンにハビエル(獣人族)の相談をしつつ、「獣人族の王」の伝説について知る(57話)。
その頃、アイリスは、またもや暗躍していました。 今度はユエランを利用し、貴族のパーティーに潜り込みます(58話)。そして、公衆の面前で「フレードリヒ殿下が可哀想!」と泣き崩れ、レイリンが権力のために彼を利用し、捨てたのだと、被害者ヅラでレイリンを非難し始めたのです(59話)。
しかし、今のレイリンには、彼女の言葉に惑わされるような脆い味方はいません。 「黙りなさい!」 アイリスの前に立ちはだかったのは、なんと、あの気弱だったミエルでした。彼女は、レイリンへの数々の無礼に我慢ならず、アイリスの頬を「悪女」さながらに平手打ちしたのです。
レイリンが蒔いた種は、確実に芽吹いていました。彼女が救ったミエルが、今度は彼女を守るために立ち上がった。レイリンは、自分を庇ってくれたミエルへの恩返しとして、ルーカスに協力を依頼(60話)。
アイリスに協力したセルヴィ家の横領の証拠を掴み、彼らを失脚させ、その貴族会議の議席をミエルの父親(ゼイカルホン家)に与えるという、完璧な恩返しを成し遂げます。
まさにその時、皇太子宮から、レイリンが貸していた(というより、貢がされていた)お金が、金貨の山となって返済されてきました(61話)。 富も、味方も、そして力も。全てがレイリンの元へと集まり始めている。その輝きは、まるで夜明け前の空のようでした。
ハビエルの帰還と成長:獣人族の王の覚醒 (62話〜71話)
レイリンが築き上げたビジネスの城は、日増しに強固なものになっていました。魔塔と共同開発したボールペンと保温ティーウェア(67話)。
これを、セルヴィ家に代わって貴族会議のメンバーとなったミエルのゼイカルホン家に独占販売させることで、レイリンはミエルとの絆を強固な「ビジネスパートナー」へと昇華させます。
この功績により、ついに父親であるカンドミオン公爵から、正式に「後継ぎ」として認められるレイリン(69話)。彼女は、かつてハビエルと交わした「自分のやりたいことを見つける」という約束を、最高の形で果たしたのです。
その一方で、レイリンの心には一つの空白がありました。学校へ行ったハビエルのこと。 彼は、学校で優秀な成績を収めながらも、獣人族であることからか、どこか周囲に壁を作っていました(62話)。
そんなある日、学校から衝撃的な報せが届きます。ハビエルが、高熱で倒れたのです。 屋敷に運ばれたハビエル。しかし、医師の診断ではどこにも異常が見当たりません(65話)。
レイリンが必死に看病する中、ハビエルは目を覚まします。そして、レイリンへの感謝と、彼女のために生きたいという決意を告げた瞬間、彼の身体は黄金の光に包まれ、大きな「卵」の姿に変わってしまったのです(66話)。
自分の前からハビエルが消えてしまうかもしれない。その恐怖に駆られたレイリンは、わらにもすがる思いで、魔塔のイグレンを呼びます。
イグレンは、この不可解な現象を「獣人族の成長の過程」だと推測しました。文献によれば、獣人族は成長の負荷を軽減するために、一時的に卵の状態になることがあるというのです。
レイリンは、ハビエルが戻ってくることを信じ、その卵を大切に守り続けます。 そして、ついにその時は来ました。 レイリンがハビエルの過去(彼が数百年前の獣人族の王の子であり、魔法使いの攻撃から逃れるために、母・スオハによって守られていたこと)を知った、まさにその時(70話)。
卵が、光と共に弾けます。 中から現れたのは、もはや彼女が知る「少年」ではありませんでした(71話)。 レイリンの耳元に囁きかける、低く、しかし優しい声。
それは、彼女の庇護下にあった少年が、彼女と対等に、あるいは彼女を守るために存在する「一人の男性」として生まれ変わった瞬間でした。金色の瞳を持つ、美しい青年の姿のハビエル。彼の成長は、レイリンの物語が、新たな、そしてより過酷なステージへと進むことを告げる、序曲のようにも聞こえました。
忍び寄る刺客とベラッドの苦悩:狩猟大会の罠 (72話〜81話)
成長したハビエルとの時間は、レイリンにとって甘く、そして少し戸惑うものでした。ローズマリーの店へ彼の服を仕立てに行った際には(72話)、偶然(?)尾行してきたベラッド卿と遭遇。
レイリンを巡り、獣人族の王(ハビエル)と帝国最強の騎士(ベラッド)が、火花を散らします。レイリンは、自分がもはや一人の令嬢ではなく、二人の強力な「庇護者」に挟まれる存在になったことを実感したかもしれません。
しかし、平穏な時間は長くは続きません。 アイリスのレイリンへの憎悪は、その根深さを増していました(73話)。彼女の憎しみの根源。
それは、かつてカンドミオン家で侍女をしていた時、レイリンに一度は「素敵だ」と褒められたのに、次に会った時には「誰かしら」と忘れられていた、という、あまりにも一方的で、しかし強烈な「逆恨み」でした。その小さな絶望が、彼女をここまで歪ませてしまったのです。
そして、その憎悪は、バイカル侯爵家主催の「狩猟大会」で、牙を剥きます(74話)。 レイリンは、この大会で、カルロス公爵、ベラッド、そしてカシオンと再会。和やかな雰囲気の中、物語は進行しているかに見えました。
しかし、異変は突然起こります(75話)。 レイリンの愛馬マルダックが、何者かに毒(幻覚剤)を盛られ、暴走。レイリンは森の奥深くへと連れ去られてしまいます。そして、彼女の髪をかすめる、無数の矢。 「自分が狙われている!」 レイリンが死を覚悟した、その瞬間。
彼女を守ったのは、二人の騎士でした。 ベラッドが彼女を抱きかかえて矢から守り、カシオンが刺客の一人を血まみれになりながらも捕らえたのです(76話)。 レイリンは、この暗殺未遂事件によって、自分がどれほど深い闇に狙われているかを痛感します。
その夜、レイリンは夢を見ます(77話)。それは、「もとのレイリン」の記憶。 フレードリヒに媚びへつらうかのように見えた彼女が、屋敷に戻ると「皇帝になれるわけがない!」とフレードリヒを罵り、恐ろしい野望を口にする姿。
「レイリン」の本当の目的は、フレードリヒを踏み台にして皇后になり、最終的には国政を掌握することだったのです(78話)。
この衝撃の事実に、レイリン(菜々美)は混乱します。 そんな彼女の元に、ルーカスからの情報が届きます(79話)。 ルーカスは、独自の「尋問」で、刺客のボスから依頼主の情報を聞き出していました。
依頼主は、フレードリヒの元侍従ムルソン。そして、もう一人の依頼主は…「アイリス」。 アイリスは、すでに国外(バイトロ王国)へ逃亡していました(80話)。
事態は、単なる暗殺未遂ではありません。 ベラッドは、レイリンに「カシオンをカルロス騎士団に誘ってほしい」と頼みます(81話)。
彼はカシオンの才能を認めつつ、帝国最強の騎士として、戦争へ赴くことの「苦悩」をレイリンに吐露します。 レイリンを巡る男たちは、彼女を守るため、あるいは彼女に何かを託すため、それぞれが重い十字架を背負い始めていたのです。
真相への序章:アイリスの黒魔法と皇室の闇 (82話〜90話)
狩猟大会での暗殺未遂事件は、帝国社交界に重苦しい沈黙をもたらしました(82話)。レイリンが犯人として誰を名指しするか、貴族たちは恐怖し、彼女を避けるようになります。 情報収集ができないと嘆くレイリンですが、事態は彼女の知らないところで、さらに深刻化していました。
皇后が「療養」という名目で、故郷であるルネチア王国へ帰国(82話)。 カシオンは、レイリンからの説得(ベラッドに学ぶこと)と、父が辺境で行方不明になった過去、守るべき家族との間で揺れ動きます(84話)。
そして、国外逃亡したはずのアイリス。彼女は、あろうことかルーカスに「助け」を求めていました(85話)。バイトロ王国で、フレードリヒの帰りを待つ健気な女性を演じながら。
しかし、ルーカスは全てお見通しでした。彼はアイリスの芝居に付き合うフリをしながら、彼女の背後にある「本当の目的」を探ります。
アイリスとフレードリヒの元侍従たちは、バイトロ王国、メイアロ王国、パティアン王国、そして皇后のルネチア王国…と、各国に散らばり、不穏な動きを見せていたのです。
この情報を掴んだカンドミオン公爵は、皇帝に謁見し、フレードリヒが諸外国と結託して「戦争」を企てている危険性を進言します(86話)。
しかし、皇帝の反応は、公爵の想像を絶するものでした。 「その暗殺事件、カンドミオンの自作自演ではないのか?」 皇帝は、娘を殺されかけた公爵の忠告に耳を貸すどころか、カンドミオン家が反逆を企てていると疑ったのです。
「もはや、皇室に尽くす義理はない」 皇帝と完全に決裂した公爵は、帝国の経済を揺るがす「実力行使」に出ます(88話)。カンドミオン家が掌握する「貿易港の全面閉鎖」。 紅茶も宝石も入ってこない。貴族たちはパニックに陥り、民衆は「カンドミオン家が帝国を見捨てた」と皇室への不満を募らせます。
そこへ、最悪のタイミングで、バイトロ王国がカイワン帝国に「宣戦布告」(88話)。 経済制裁と戦争の危機。二重の圧力に追い詰められた皇帝は、ついに折れます(89話)。 彼は公爵に謝罪し、カンドミオン家への圧力として人質に取っていた魔塔の魔法使いたちを解放しました。
レイリンが魔塔を訪れると、イグレンは、魔塔を離れた一人の優秀な魔法使い「ハナンシア」の話をします(90話)。彼は「禁断の黒魔法」に没頭していたと。 そして、アイリス。
彼女はバイトロ王国で、そのハナンシアと密会していました。 「必ず剣術大会でレイリンを〇して」。 アイリスは、ハナンシアにそう命じます。彼女は、ただレイリンを殺すだけでなく、黒魔法を使い、彼女の「魂」を手に入れようとしていたのです。
剣術大会の激闘:全ての陰謀が交差する場所 (91話〜96話)
運命の日、剣術大会。 空気は、祝祭の熱気と、それを切り裂くような緊張に満ちていました。 レイリンとカンドミオン公爵は、イグレンの魔法の力を借り、魔塔からの「遠隔操作」で参加(93話)。
会場にいるのは、精巧に作られた「幻影」です。本物の二人は、魔塔の「司令室」で、イアン率いる騎士団や魔法使いたちに指示を出し、反逆者たちを一網打尽にする手筈を整えていました。
ベラッドは、戦争へと旅立つ前の最後の挨拶のように、レイリンに「英雄」と呼ばれることの苦悩を打ち明けています(91話)。彼もまた、この国の未来を憂う一人でした。
大会が始まると、すぐに異変が起こります。 カシオンの対戦相手として現れたフードの男。彼こそが、メイアロ王国唯一のソードマスター、エフィール(93話)。 「作戦開始!」 その言葉を合図に、会場の至る所に隠れていたパティアン王国の兵士たちが、一斉に皇族・貴族席に襲いかかります。
皇帝は、まるでそれを予期していたかのように、薄笑いを浮かべるだけ。 エフィールの狙いは、皇帝ではなく「レイリン(の幻影)」。 「レイリンを〇すなど、許さない!」 カシオンは、ソードマスター相手に、愛する人を守るため、命がけの戦いを挑みます。
その頃、会場の屋根には、レイリンの幻影を狙う弓兵たちが。 彼らが矢を放った瞬間、その矢を全て弾き返したのは、なんと、ハビエル率いる「獣人族」の一団でした(94話)。 学校から駆け付けたハビエルは、レイリンが幻影だと見抜きながらも、「レイリンのために戦う」と、反逆者たちを圧倒します。
しかし、そこに現れたのが、黒魔法使いハナンシア(95話)。 彼は、獣人族を「虐〇の道具」と呼び、容赦ない攻撃を加えます。獣人族の仲間たちを守るため、ハビエルはヒョウの姿に変身し、ハナンシアと激突。激闘の末、ハビエルはハナンシアを地面に叩きつけます。
だが、ハナンシアは最後の力を振り絞り、黒魔法の刃をレイリンの「幻影」に向かって放ったのです。 「ここまでか!」 レイリンが目をつぶった、その時。
その攻撃を防いだのは、魔塔から自らテレポートしてきた、魔塔主イグレンでした(96話)。 「魔塔主が、反逆者を討伐しに来てくれた!」 レイリンは、この機を逃しません。 イグレンと、そして観客を守った獣人族を「帝国の恩人」と宣言。
この一世一代のパフォーマンスにより、皇室が長年虐げてきた二つの種族は、レイリンの手によって、公の場で「英雄」として認められることになったのです。 レイリンは、負傷したハビエルと獣人族たちをイグレンに託し、自らは、エフィールとの戦いで深手を負ったカシオンの元へと駆けつけます。
魂の記憶と本当の私:レイリンが選ぶ未来 (97話〜99話)
血の匂いと、まだ熱気の残る剣術大会の会場。レイリンが駆け寄ると、カシオンは虫の息でした。 「カシオン! しっかりして!」 レイリンの腕の中で、カシオンはうっすらと目を開け、彼女に問います。
「今度は…守れたでしょうか…」 「今度」? その言葉にレイリンが戸惑った瞬間、彼女の脳内に、嵐のような「記憶」が流れ込みます(97話)。
それは、「もとのレイリン」の記憶。 玉座に座る、狂気的な「レイリン」。彼女を睨みつける「ベラッド」。
そして、彼女を守ろうとして、ベラッドの剣に倒れる「カシオン」。 「レイリン」は、皇室への復讐心から、フレードリヒを利用して皇帝を〇し、自らが暴君となって国を支配した。しかし、最後はベラッドに討たれたのです。
そして、「レイリン」の魂が、レイリン(菜々美)に語りかけます。 「レイリン」が死ぬ間際、彼女の座を狙っていた「アイリス」が時間を巻き戻したこと。 その反動で、「レイリン」の魂は肉体から切り離され、抜け殻となった肉体に、異世界に逃げていた「本当のレイリンの魂(=菜々美)」が宿ったのだと。
「あなたが、本当のレイリンよ」
レイリン(菜々美)は、自分が転生者ではなく、記憶を失って異世界に逃げていた「本人」だったことを知ります。今、彼女を心配して駆けつけてきたカンドミオン公爵は、本当の「父親」。
ルーカスも、ベラッドも、カシオンも、ハビエルも、小説の登場人物ではなく、彼女が生きる「現実」の仲間たち。 この事実は、レイリンの戦う理由を、より強く、確かなものにしました。
彼女は、もはや「もとのレイリン」の復讐心のためでも、アイリスへの対抗心のためでもなく、「本当の自分」として、大切な家族と仲間たちがいる、この国を守るために戦うことを決意します。
彼女は、イアン率いる騎士たちを引き連れ、皇宮に乗り込みました(98話)。 修羅場となった会場から一人逃げ出し、部屋に閉じこもっていた皇帝の前に。 「命を助けた借りを、返してもらいに来ました」 レイリンは、皇帝の保身と責任転嫁を厳しく追及します。
「民は反逆について知る権利があり、皇帝は民の声に耳を傾ける責任がある!」 皇帝は激怒しますが、レイリンは一歩も引きません。彼女は、フレードリヒの反逆罪を公にし、皇帝自らが謝罪することを要求したのです。
一方、バイトロ王国では、アイリスが反逆失敗の報せを聞いていました(99話)。 「本当にバカね」。フレードリヒを嘲笑いながらも、彼女はまだ諦めていません。 魔塔では、回復した獣人族のニュエラが、レイリンに懇願します(99話)。 「ハビエル様は、私たちの王です。どうか、彼を私たちに…」
皇室の闇、アイリスの黒魔法、そして、ハビエルの「王」としての運命。 レイリンが選ぶ未来は、まだ、光と影の交差点にありました。
悪女は今日も歩み続ける
物語の幕は、まだ下りてはいません。 レイリンが知った「真実」は、彼女の戦いを終わらせるものではなく、むしろ、本当の戦いの始まりを告げるゴングでした。
彼女はもはや、現実から逃げてきた「菜々美」でも、復讐に燃える「もとのレイリン」でもありません。 彼女は、レイリン・シャーン・カンドミオン。
大切な父親がいて、守りたいと願ってくれるハビエルがいる。 情報という武器で道を照らすルーカスがいて、不器用な正義で彼女を導くベラッドがいる。 そして、命をかけて「今度こそ守る」と誓ってくれたカシオンがいる。
彼女を「天使」と慕う民衆がいて、彼女を「恩人」と呼ぶ魔法使いたちと獣人族がいます。
アイリスが操る黒魔法の闇がどれほど深くとも、皇室が隠そうとする腐敗がどれほど根深くとも、今のレイリンは、もう一人ではありません。 彼女が「悪女」と呼ばれることを選ぶなら、それは、愛する者たちを守るための、最も気高く、最も痛快な「仮面」なのでしょう。
レイリン・シャーン・カンドミオンは、今日も楽しく、そして力強く、自らが選んだ道を歩き続けます。 その足跡が、やがてこの国の新しい歴史となることを、私たちは知っています。
夜明けの光が、魔塔から戻る彼女の馬車を、静かに照らしていました。
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『悪女は今日も楽しい』を読む前に押さえたい予備知識・設定ガイド(ネタバレ含む)
- 筆者の考察:この物語の本当の魅力と「核」となるテーマは?
- FAQ|よくある疑問にネタバレありでお答えします
- キャラクター紹介と相関図|レイリンとヒーロー候補たち
- この作品はどんな人におすすめ?読む前の向き不向きガイド
- どこで読める?ピッコマと原作(KakaoPage)の違いを解説
- 5分で読める!『悪女は今日も楽しい』結末までのネタバレを徹底解説のまとめ
筆者の考察:この物語の本当の魅力と「核」となるテーマは?
本作がただの復讐譚ではない理由、その「核」となるテーマ(魂の再生や、力の正しい使い方)について深く考察します。
『悪女は今日も楽しい』というタイトルを目にした時、私たちは、ある種の「お約束」を期待します。豪華なドレス、意地悪なライバル、そして、すべてをひっくり返すような痛快な逆転劇。もちろん、この物語は、その期待のすべてに、いえ、それ以上のクオリティで応えてくれます。
しかし、もしこの作品の魅力が、単なる「スカッとする復讐譚」だけにあると考えるなら、それは、美しい宝石箱の、表面の輝きだけを見ているようなものかもしれません。
私がこの物語を読み解く中で感じ取った「核」。それは、派手な逆転劇の裏に隠された、一つの魂の「癒し」と「再生」、そして「本当の自分を取り戻す」までの、静かだけれど切実な軌跡です。
主人公の菜々美は、現実世界で、これ以上ないほどの「理不尽」を経験しました。8年付き合った彼氏と親友の裏切り。
彼女は、物語の「悪役令嬢」どころか、ただ泣き寝入りするしかない「惨めな脇役」だったのです。彼女の心は、信頼を踏みにじられた痛みと、何もできなかった無力感で、深く傷ついていました。
そんな彼女が「レイリン」という、美貌も知性も、そして何より「力」(財力と権力)を持つ存在に転生したこと。これこそが、物語の最大のポイントです。
彼女の「悪女」としての行動は、単なる意地悪や復讐ではありません。それは、前世で抑えつけられていた「菜々美」が、初めて「NO」を突きつけ、「YES」を自分の意志で選択する、という「リハビリテーション」そのものなのです。
この物語は、私たちにこう問いかけているように感じます。 もし、あなたが過去の失敗やトラウマから解放され、望むだけの「力」を手に入れたとしたら。 あなたは、その力を、何のために使いますか?
痛快さの奥にある、「失われた自己」の回復
この物語の序盤、レイリンの行動は、前世での「菜々美」ができなかったことの「やり直し」に満ちています。
例えば、彼女が最初に行った大きな行動の一つに、奴隷として虐げられていた獣人族の少年、ハビエルを救い出すシーンがあります(10話〜11話)。彼女は、ためらうことなく、文字通り「札束で顔を叩く」ようにして、圧倒的な財力で彼を救い出しました。
一見すると、これは「お金持ちのお嬢様が、気まぐれで可哀想な子を買った」ように見えるかもしれません。 しかし、私は、この行動こそが「菜々美」の魂の、最初の「回復」の瞬間だったと感じています。
前世の菜々美は、彼氏を奪われ、友人に裏切られ、結婚式に招待されるという屈辱を受けながら、おそらく何もできませんでした。力を持たなかった彼女は、ただ耐えるしかなかった。
その彼女が、今、目の前で理不理尽に虐げられている命(ハビエル)を見た。そして、今の自分(レイリン)には、それを救う「力」がある。 彼女がハビエルに見たのは、かつての、誰にも助けてもらえなかった「自分自身」の姿だったのではないでしょうか。
彼女がハビエルを救ったのは、気まぐれではありません。それは、過去の自分を救い直す、必然の行動でした。
このように考えると、彼女の「悪女」としての振る舞いが、とても奥深く見えてきます。 皇太子フレードリヒや、原作ヒロインのアイリスに対して、彼女が余裕たっぷりに振る舞い、時に冷徹に断罪していく姿。それは、単に「前世の知識があるから」というゲーム的な攻略ではありません。
それは、一度「力」を失い、その痛みを骨の髄まで知っている人間が、二度と「脇役」に戻らない、二度と「理不尽」に泣き寝入りしない、という強い決意の表れなのです。
彼女の痛快な「悪女ムーブ」は、すべて、彼女が「菜々美」として失った「自己肯定感」と「尊厳」を、一つひとつ丁寧に取り戻していくための、大切な「儀式」だったのだと、私は思います。
「悪女」が紡ぐ、新しい「絆」の物語
この物語のもう一つの、そして、おそらく最も重要な「核」は、「人間関係の再構築」にあります。
前世で、最も信頼していたはずの「恋人」と「親友」に裏切られた菜々美。彼女の心は、人間不信で固く閉ざされていてもおかしくありませんでした。 レイリンとして転生した当初、彼女は、この世界を「どうせ小説の中」と、どこか一歩引いた視点で見ていた節があります。
しかし、彼女の運命は、皮肉にも「絆を失った」からこそ、「絆を渇望する」ものになっていました。
彼女が築いていく関係性は、前世の「奪われる」関係とは全く違う、「与え、与えられる」関係です。
- レイリンを取り巻く「絆」のマップ
- 対 ハビエル(守られる → 守る存在へ)
- 彼女が初めて「一方的に与えた」存在。しかし、ハビエルが彼女に向ける無垢なまでの愛情と忠誠は、レイリンの凍てついた心を溶かす、何よりもあたたかい「癒し」となりました。
- 対 カンドミオン公爵(理想の家族)
- 娘を無条件に溺愛する父(13話)。レイリンがどんな無茶なこと(婚約破棄)を言い出しても、彼は娘の意志を尊重し、全力で守ろうとします。菜々美が持てなかった「絶対的な味方」である家族の愛が、彼女の行動の基盤となっています。
- 対 ルーカス(対等なビジネスパートナー)
- 当初は「面白いお嬢様」として見ていたルーカスが、レイリンの知性や行動力に触れ、本気で惹かれていく過程(30話)。彼は、レイリンを「対等な存在」として認めた最初の男性です。
- 対 カシオン(純粋な憧れ)
- 平民出身というコンプレックスを持つカシオン(19話)。レイリンが彼に「手柄」を与え、彼の才能を信じたことで、彼はレイリンを「守るべき主君」として見出します。これは、レイリンの「人を見る目」の正しさの証明です。
- 対 ミエル(守られる友情)
- 貴族の令嬢たちにいじめられていたミエルを、レイリンが知識で救うシーン(16話)。これは、前世で「親友」に裏切られた菜々美が、今度は「自分が守る」という形で、新しい友情を築き始めた瞬間でした。
- 対 ハビエル(守られる → 守る存在へ)
このように、レイリンは、前世で失ったものを、全て新しい形で手に入れていきます。 家族の愛、無条件の忠誠、対等なパートナーシップ、そして、守るべき友情。
彼女がアイリスやフレードリヒを断罪する「痛快さ」は、物語の強力な「推進力」です。 しかし、物語の「核」となる「あたたかさ」は、間違いなく、彼女がハビエルやミエルたちと、不器用に、しかし確実に「絆」を紡いでいく、その過程にあるのです。
力(お金)の「正しい使い方」を問う物語
『悪女は今日も楽しい』は、ある意味で、「お金と権力の使い方」についての、非常に現実的な教科書でもあります。
レイリンが手に入れた「500億ジェニー」(5話)という、途方もない財力。 普通の物語ならば、彼女は、そのお金でドレスや宝石を買い漁り、贅沢三昧の限りを尽くすかもしれません。もちろん、彼女はその「お楽しみ」も忘れてはいません。
しかし、彼女の「お金の使い方」は、それだけでは終わらないのです。
- 「正義」のためのお金 前述の通り、ハビエルを救うために使ったお金(11話)。これは、レイリンにとって「人道支援」であり、「過去の自分」への救済でした。
- 「ビジネス」のためのお金 情報屋ギルドのルーカスに大金を積み、ギルドマスターを呼びつけたシーン(6話)。これは、一見、無駄遣いのように見えますが、彼女は「カンドミオン家は、これだけの金を動かせる」という、圧倒的な「信用」と「威圧」を、情報屋ギルドに植え付けました。
- 「未来」のためのお金 彼女は、魔塔のイグレンに「投資」し、ボールペンや保温ティーウェアといった、この世界にはない「新しい商品」を開発させます(49話、67話)。彼女は、ただの「悪女」ではなく、卓越した「経営者(CEO)」としての側面を持っているのです。
- 「仲間」のためのお金 アイリスの策略からミエルを守った後、彼女はミエルの父(ゼイカルホン家)に、魔塔と開発した新商品の独占販売権を与えます(67話)。これは、自分を助けてくれた仲間への「恩返し」であると同時に、ミエルの家をカンドミオン家の強力な「ビジネスパートナー」として引き上げる、高度な政治判断でした。
彼女は、お金を「使う」だけではなく、「増やす」方法も、「守る」方法も、「武器にする」方法も知っています。 これは、原作ヒロインのアイリスが、皇太子やベラッドといった「男性の権力」に依存して、自分の地位を上げようとしたことと、非常に対照的です。
レイリンは、誰にも依存しません。彼女は、自分自身の「力」(財力と知略)を使って、自分の足で立ち、自分の仲間を守り、そして、自分の未来を切り開いていきます。 この物語の「核」の一つが、「経済的自立」と「力の正しい行使」であることは、間違いありません。
「転生者」から「当事者」への変貌
物語が終盤に差し掛かると、私たちは、この物語の「本当の仕掛け」を知ることになります(97話)。 それは、レイリン(菜々美)が、実は「転生者」ではなかった、という衝撃の事実です。
彼女は、小説の世界に迷い込んだ「菜々美」ではありませんでした。 彼女こそが、「本当のレイリン・シャーン・カンドミオン」本人だったのです。
かつて、皇室への復讐心に燃えた「レイリン」の魂が、何者か(皇帝)によって肉体から切り離され、そのショックで記憶を失った魂が「菜々美」として異世界(=私たちの現実世界)に逃げていた。 そして、時間を巻き戻したアイリスの策略により、抜け殻となった「レイリン」の肉体に、「菜々美」として生きていた「本当のレイリン」の魂が呼び戻された。 これが、真相でした。
この「核」となる真実は、物語の全てを反転させます。
それまで、レイリンの戦いは、どこか「異世界エンターテイメント」のようでした。彼女は「転生者」として、原作知識を使い、ゲームをクリアするように振る舞っていた面もあります。
しかし、彼女が「自分こそが当事者である」と知った瞬間、この物語は「ゲーム」から「現実の戦い」へと変貌します。
- カンドミオン公爵は、ただの「親バカなパパ」ではなく、魂が引き裂かれた娘を、何も知らずに待ち続けていた、本当の「父親」でした。
- アイリスは、もはや「原作ヒロイン」ではなく、レイリンの肉体と運命を奪おうとした、「本当の敵」でした。
- フレードリヒや皇帝は、彼女の「家」を滅ぼそうとした、憎むべき「仇敵」です。
この真実を知った上で、レイリンは、自分の意志で、再び「レイリン・シャーン・カンドミオン」として生きることを選択します。
この物語の最大の「核」。それは、数々の試練を経て、彼女が「自分は何者か」という問いに、ついにたどり着いた、という点にあります。 彼女は、もう「惨めな脇役(菜々美)」でも、「復讐に燃える悪女(もとのレイリン)」でもない。
彼女は、ハビエルを守り、父を愛し、仲間を信じ、自分の力で未来を切り開く、たった一人の「レイリン」なのです。
「悪女は今日も楽しい」。 このタイトルが示す「楽しさ」とは、すべてを取り戻した彼女が、自分の人生を、自分の意志で、思う存分「楽しんで」生きる、という、高らかな「勝利宣言」に他なりません。 彼女が歩むその道を、私たちは、これからもずっと見守っていたい。そんなあたたかい気持ちにさせてくれるのです。
FAQ|よくある疑問にネタバレありでお答えします
『悪女は今日も楽しい』の世界へようこそ! この物語、読み進めれば読み進めるほど、「あれはどういうこと?」「あの人、本当は?」と、たくさんの疑問が湧いてきますよね。
ここでは、そんなあなたの「知りたい!」という気持ちに、あたたかくお答えしていきます。 レイリンたちの魅力を、一緒に深掘りしていきましょう!
ここがポイント!
“ネタバレ強”の質問には物語の核心や結末も含まれているので、知りたくない方はご注意ください!どの質問もやさしく・あたたかい解説でまとめていますので、初めての方でも安心して物語の世界を楽しんでいただけます。
キャラクター紹介と相関図|レイリンとヒーロー候補たち
主人公レイリンと、彼女を取り巻くハビエル、ルーカス、カシオンといった魅力的なキャラクターたちの関係性を詳しく解説します。
この物語『悪女は今日も楽しい』が、ただの復讐劇と一味違うのは、やっぱりそこに「あたたかい繋がり」が生まれていくからだと思うんです。
現実世界で人間関係に疲れ、心をすり減らしてしまった主人公・菜々美。彼女が「レイリン」として転生して手に入れたのは、莫大な財産や美しい顔だけではありませんでした。それは、もう一度、誰かと「絆」を結ぶ勇気。
彼女が堂々と、そして正直に生きようと決めたとき、その真っ直ぐな光に惹かれるように、たくさんの魅力的な人たちが彼女の周りに集まってきます。
ここでは、そんなレイリンと、彼女を取り巻く人々の、心あたたまる(時にはハラハラする!)関係性について、そっと深掘りしていきましょう。
ひと目でわかる!レイリンを取り巻く人間関係
まずは、複雑なようで意外とシンプルな、彼らの関係を少し整理してみましょう。
- レイリン・シャーン・カンドミオン(主人公)
- ハビエル(保護した獣人族の少年)
- レイリン → ハビエル(守りたい! 癒し!)
- ハビエル → レイリン(絶対的なご主人様♡ → 守るべき人)
- ルーカス・ヘイレス(情報屋ギルドマスター)
- レイリン → ルーカス(頼れる情報屋、時々ドキドキ)
- ルーカス → レイリン(面白いお嬢様 → ど本命♡)
- カシオン(平民上がりの騎士)
- レイリン → カシオン(目の保養♡ → 応援したい!)
- カシオン → レイリン(憧れの貴婦人 → 守るべき主君)
- ベラッド・シャーン・カルロス(カルロス公爵令息)
- レイリン → ベラッド(ちょっと苦手 → 対等な好敵手?)
- ベラッド → レイリン(変な女 → 面白い、手強い女)
- アイリス&フレードリヒ(原作ヒロインとクズ皇太子)
- レイリン → 二人(完全決別!断罪対象!)
- カンドミオン公爵(レイリンの父)
- レイリン ⇔ 公爵(世界一のパパ! ⇔ 世界一可愛い娘!)
- ハビエル(保護した獣人族の少年)
レイリン・シャーン・カンドミオン(菜々美)
この物語の主人公であり、私たちの「見たい!」を全部叶えてくれる、最高にカッコいい女の子です。
- 性格 前世の「菜々美」だった頃は、8年も付き合った彼氏を親友に取られるという、まさに「脇役悪女」のような辛い経験をしました。だからこそ、彼女の心の中には、人一倍優しく、そして人一倍、理不尽が許せない正義感があります。転生して「レイリン」になった彼女は、もう我慢することをやめました。
- 心の動き はじめは「どうせ夢なら、この『悪役令嬢』をとことん楽しんでやる!」という、少しやけっぱちな気持ちもありました。でも、ハビエルを救い、自分を慕ってくれるメイドたちや、頼りになる父の愛に触れるうちに、彼女の心は変わっていきます。「楽しむ」から「この大切な人たちと、この世界を守る」という、強くあたたかい決意へと。
- 物語での役割 彼女は、物語の「破壊者」であり、同時に「再生者」です。原作のシナリオを痛快にぶっ壊しながら、虐げられていたハビエルや、日陰にいたカシオン、心を閉ざしていたイグレンなど、本来なら光が当たらなかった人たちに、新しい居場所と「生きる意味」を与えていきます。
- たとえば… 彼女の優しさがよく表れているのが、ハビエルを奴隷商人から救い出すシーン(10話〜11話)ですね。あの時の彼女は、ただ「お金持ちのお嬢様」として大金を払ったわけじゃありません。彼女は、かつて誰も助けてくれなかった「菜々美」の心の痛みを知っているからこそ、目の前の小さな命を見過ごせなかったんです。ここがポイント!:彼女の「悪女」っぷりは、理不尽に耐え忍ぶのをやめた「強さ」と「優しさ」の証なんです。
ハビエル(獣人族の少年 → ??)
レイリンが救い出した、物語の「光」と「癒し」を象徴するような存在です。
- 性格 奴隷として酷い扱いを受けていたため、最初はとても臆病で、常に人の顔色をうかがっていました。でも、レイリンの絶対的な愛情に触れ、彼本来の素直で、ひたむきな性格が開花していきます。レイリンが大好きすぎて、時に暴走しそうになる「闇」の部分も、彼の純粋さゆえ(15話)。
- 心の動き 彼の物語は、まさに「成長」の物語です。レイリンに「守られる」だけの存在だった少年は、やがて黄金の「卵」となり、誰もが息をのむような美しい青年へと姿を変えます(71話)。これは、ただ姿が変わっただけでなく、彼が「レイリンに守られる存在」から、「レイリンを守る存在」になる、という決意の表れでした。
- 物語での役割 彼がヒョウの姿でレイリンの膝の上で喉を鳴らすシーン(54話など)は、皇室とのドロドロな戦いで疲れたレイリン(と読者)の心を、どれだけ癒してくれたことか。彼はレイリンにとって、この世界で初めて「無条件の愛」を教えてくれた、かけがえのない「家族」です。
ここがポイント!
ハビエルは、レイリンが与えた居場所で「愛」を学び、今度はレイリンを守る「力」になろうと成長する、物語の「癒し」そのものです。
ルーカス・ヘイレス(情報屋ギルドマスター)
影の世界からレイリンを支える、ミステリアスで色気のある「大人の男」です。
- 性格 情報屋ギルドのマスターというだけあって、頭がキレ、計算高く、常に余裕の笑みを崩しません。お金が大好きで、物事を「取引」で考える癖があります。でも、レイリンが関わると、そのクールな仮面がすぐに剥がれてしまう、意外と「お子様」な一面も。
- 心の動き 最初は、ギルドに大金を積んでギルドマスターの顔を見に来たレイリンを「面白い(ヤバい)お嬢様」としか思っていませんでした(6話)。でも、彼女の行動力、そして皇太子につけられた腕のあざ(30話)を見てから、彼の心は「興味」から「本気の好意」へと変わっていきます。
- 物語での役割 レイリンが「表」の力(財力と権力)で戦うなら、ルーカスは「裏」の力(情報)で彼女の道を切り開きます。彼がいなければ、悪徳金貸しやアイリスの悪事を暴くことはできませんでした。
- たとえば… レイリンとの「お約束」になっている、高級かき氷(18話)。彼は、レイリンが残したかき氷を「もったいない」と引き留めようとしますが、本当は、彼女ともう少し一緒にいたかっただけなんですよね。素直になれないところが、また魅力的です。
ここがポイント!
一見、何を考えているか分からない彼ですが、レイリンの前では「ただの夢中な男の子」みたいになってしまうギャップが、彼の最大の魅力ですね。
カシオン(平民上がりの騎士)
レイリンが(主に顔に)一目惚れした、誠実で真っ直ぐなイケメン騎士です。
- 性格 平民出身であることに強い劣等感(コンプレックス)を抱いており、真面目すぎて少しシャイなところがあります。でも、剣の腕は確かで、一度決めたことは曲げない、強い信念の持ち主です。
- 心の動き 彼もまた、レイリンによって人生を変えられた一人。パーティーでいきなり「イケメンだから踊りたかった」なんて言われて、顔を真っ赤にして逃げ出す始末(5話)。でも、ノニウェル地区で貴族に絡まれた際、レイリンが身分を盾にせず、自分の「仕事」に口出ししたことを(勘違いして)怒ったレイリンの姿(19話)を見て、彼女が他の貴族とは違うと気づきます。
- 物語での役割 彼がレイリンに向けるのは、ルーカスやベラッドのような複雑な感情ではなく、純粋な「憧れ」と「忠誠」です。それは、レイリンが忘れかけていた「菜々美」の頃の、ピュアな恋心を思い出させてくれるような、清涼剤のような存在かもしれません。
ここがポイント!
カシオンの魅力は、その「真っ直ぐさ」。レイリンの地位や財産ではなく、彼女自身の優しさ(と顔)に惹かれ、純粋な「騎士の誓い」を立てる姿に心打たれます。
ベラッド・シャーン・カルロス(カルロス公爵令息)
帝国最強の騎士にして、レイリンの「好敵手(ライバル)」となり得る、もう一人の公爵家(カルロス家)の令息です。
- 性格 「英雄の生まれ変わり」と呼ばれる実力者で、プライドが高く、自信に満ちあふれています。一見、レイリンとぶつかりそうですが、彼は「他人を利用する」人間を何より嫌うという、公平な価値観を持っています。
- 心の動き 彼もまた、アイリスに「騎士様」と呼ばれ、利用されかけた一人(37話)。アイリスがレイリンの悪口を彼に吹き込んでいたことで、逆に「アイリス=嘘つき」「レイリン=被害者」という構図が彼の中でできあがりました。
- 物語での役割 彼は、レイリンを「女」としてではなく、「対等なプレイヤー」として見てくれる貴重な存在。皇太子との決別(41話)や、狩猟大会の暗殺未遂(76話)など、ここぞという時に現れてレイリンを助ける姿は、まさに「ヒーロー」。
ここがポイント!
彼は「英雄」の血を引くだけあり、物事の本質を見抜く目を持っています。レイリンを対等な「好敵手」として認めていく過程から目が離せません。
アイリスとフレードリヒ(悪役ムーブのお二人)
この二人がいなければ、レイリンの物語は始まりませんでした。
- 性格 フレードリヒは、自分の立場を理解していない、ただプライドだけが高い「愚かな皇太子」。アイリスは、自分が「ヒロイン」であるという選民思想と、レイリンへの一方的な「逆恨み」(73話)で動く、ある意味一番の「悪役」です。
- 物語での役割 彼らは、レイリンが新しい人生を踏み出すための「踏み台」であり、「目覚まし時計」でした。彼らの浅はかな裏切りと陰謀が、レイリンを奮起させ、彼女を「最強の悪女」へと目覚めさせたのですから。
ここがポイント!
ある意味、一番の功労者かもしれませんね。彼らのおかげで、私たちは最高の「スカッと」を体験できているのですから。
物語を彩る大切な人たち(カンドミオン公爵とイグレン)
最後に、この二人を忘れてはいけません。
- カンドミオン公爵(レイリンパパ) 「娘(レイリン)が浮気相手を始末したい? よし、任せろ」(13話)。 「娘が婚約破棄した? よくやった!」 娘を溺愛する、最高のパパです。彼の無条件の愛が、レイリンの「背中」を押してくれています。
- イグレン(魔塔の主) お金にしか興味がないフリをしている、気難しい魔法使いのトップ。 でも、レイリンがハビエルのことで本気で悩んでいる時、ぶっきらぼうながらも、ちゃんと話を聞いて、そっと助けてくれるツンデレさん(63話、96話)。レイリンは、彼の閉ざされた「魔塔」の扉も、こじ開けてしまいました。
ここがポイント!
一見コワモテなイグレンや、親バカ全開の公爵が、レイリンの真っ直ぐさに巻き込まれていく様子も、この物語の「あたたかい」魅力の一つです。
この作品はどんな人におすすめ?読む前の向き不向きガイド
あなたがこの物語を好きかどうか、読む前にチェックできる「おすすめポイント」と「合わない可能性」をまとめました。
おすすめする人
- 日々のストレスを吹き飛ばす「スカッと」を求めている人 → この物語の醍醐味は、何といっても主人公レイリンの「痛快な逆転劇」です! 前世で我慢していた分、今世では持てる財力と知略、権力のすべてを使って、理不尽をバッサバッサと切り捨てていきます。たとえば、自分を裏切った婚約者(皇太子)と浮気相手(アイリス)が勝ち誇ったパーティー会場で、泣き寝入りするどころか、笑顔で「決闘宣言」(27話)するシーンは、読んでいるこちらも「よくぞ言った!」と拳を握りしめてしまうほど。日常のモヤモヤを忘れさせてくれる、強力なサイダーのような作品です。
- 「守られるヒロイン」より「自立した強い主人公」が好きな人 → レイリンは、ただイケメンに守られるだけの存在ではありません。彼女は「自分の足で立ち、自分の力で戦う」主人公です。情報屋ギルドのマスター・ルーカスと対等なビジネスパートナーとして渡り合い(60話)、魔塔の主イグレンに「投資」して新商品(ボールペンなど)を開発し(49話)、さらには国の経済を揺るがすほどの「世論操作」(46話)までやってのけます。彼女のその知性と行動力、そして誰にも依存しない自立した姿は、見ていて惚れ惚れしますよ。
- 魅力的なイケメンたちに囲まれる「逆ハーレム」が大好きな人 → レイリンの周りには、彼女の魅力に惹かれた素敵な男性たちが、それはもう次から次へと集まってきます!
- 色気たっぷりな大人の余裕、ルーカス(情報屋)
- 誠実で真っ直ぐな、カシオン(騎士)
- 帝国最強の「好敵手(ライバル)」、ベラッド(公爵令息)
- 守りたい少年から、守ってくれる青年に成長する、ハビエル(獣人族) 彼らがレイリンを巡って火花を散らしたり、彼女にだけ見せる特別な表情に、キュンとすること間違いなしです。
おすすめしない人
- 一人の相手とじっくり愛を育む「一途なラブストーリー」を読みたい人 → 前述の通り、本作は魅力的なヒーロー候補が複数登場する「逆ハーレム」要素が強めです。レイリン自身が、恋愛よりも「自分の人生を楽しむこと」や「陰謀との戦い」に忙しい(笑)ので、特定の誰かと甘い恋の駆け引きをじっくり…という展開を最優先で求めていると、「なかなか進展しないな」と、もどかしく感じてしまうかもしれません。
- 主人公が努力や下積みで這い上がる「シンデレラストーリー」が好きな人 → レイリンは、転生した瞬間から「カンドミオン公爵令嬢」という、ほぼ最強のチート状態からスタートします。「お金が足りない」「地位がない」といった苦労とは無縁で、大抵の問題は「圧倒的な財力」で解決していきます(例:奴隷解放、情報収集など)。ゼロから努力して成り上がっていくお話が好きな方には、少し物足りなく映る可能性があります。
- 軽いラブコメだけをサクッと楽しみたい人 → 序盤は痛快な「スカッと」ラブコメの雰囲気が強いですが、物語が進むにつれて、かなりシリアスな展開になっていきます。アイリスが使う「黒魔法」(90話)の存在や、皇室の腐敗、諸外国を巻き込んだ「戦争の危機」(88話)、そしてレイリン自身の「魂の秘密」(97話)など、重厚な陰謀劇の側面が強くなります。「難しい話はいいから、ずっとイチャイチャしてて!」という方には、後半は少し重たく感じられるかもしれません。
レイリンの圧倒的な強さと、彼女が築いていく「あたたかい絆」のギャップが魅力。理不尽を力強くはねのける彼女の姿に、きっとあなたも元気をもらえるはずです!
どこで読める?ピッコマと原作(KakaoPage)の違いを解説
『悪女は今日も楽しい』を読むなら、公式配信アプリの利用が最も安全かつ快適です。この素晴らしい物語を安心して楽しむために、正規のルートを選ぶことはとても重要です。
日本語でじっくり楽しみたい方は「ピッコマ」、韓国語の原作をいち早く追いかけたい、あるいは原作小説まで網羅したい方は「Kakao Page」が、それぞれ最適な選択肢となります。
それぞれのサービスが持つ特徴や、どのような方に合っているのかを、以下で詳しく解説していきますね。
日本語で読みたい場合(ピッコマ)
- アプリ:ピッコマ(https://piccoma.com/web/product/78738?etype=episode)
- 無料:データベースの情報によれば「3話分無料」で物語の導入をしっかり楽しめます。
- 以降の閲覧:ピッコマの大きな特徴である「待てば¥0」システムに対応しています。これは、23時間ごとに1話分を無料で読めるようになる仕組みです。そのため、毎日コツコツ読み進めれば、大きな負担なく物語を追いかけることができます。もちろん、「最新話まですぐに読みたい!」という時は、コイン(アプリ内通貨)を使用して即時閲覧することも可能です。
- 閲覧形式:『悪女は今日も楽しい』は「SMARTOON」作品として配信されています。これは、フルカラーの美しいイラストが、スマホで読みやすい「縦スクロール」形式に最適化されているものです。レイリンの華麗なドレスや、ハビエルの可愛らしさ、そしてイケメンたちの細やかな表情まで、非常に快適に楽しむことができます。
韓国語原作を読みたい場合(KakaoPage)
- アプリ/サイト:Kakao Page(카카오페이지)【韓国語】(https://page.kakao.com/content/52205445)
- 無料:韓国のプラットフォームでは、日本よりも多くの話数が無料で公開されている傾向があります。数話無料で読み進めることが可能です。
- 最大の魅力「先読み」:ピッコマでの連載は、韓国での連載に追いつく形で行われます。しかし、Kakao Pageでは、データベース①の情報にある通り、韓国での最新話(木曜連載・水曜22時更新)を世界で最も早く読むことができます。「ピッコマの次の更新まで待てない!」「レイリンたちの活躍を1秒でも早く知りたい!」という熱心なファンにとって、これ以上の魅力はありません。
- 原作小説も読める:これはピッコマにはない、Kakao Pageだけの大きな利点です。データベース①によれば、『악녀는 오늘도 즐겁다』の原作小説(ノベル版)は、Kakao Pageで完結済みです。漫画ではまだ描かれていない、物語の結末までを一気に知ることができてしまいます。
- 翻訳サポート:もちろん、すべて韓国語で配信されています。そのため、Google翻訳などのウェブサイト翻訳機能や、「Webtoon Translate」のようなブラウザ拡張機能を活用することを推奨します。ただし、機械翻訳のため、細かいニュアンスやキャラクターの口調が正確に伝わらない場合がある点は、あらかじめ理解しておく必要があります。
『悪女は今日も楽しい』を楽しむ方法は、このように「手軽さ」と「速報性」で選ぶことができます。
最後に、とても大切なことをお伝えします。 データベース①にも記載がある通り、「1stkissmanga」や「newtoki」といった、いわゆる海賊版サイト(違法サイト)での閲覧は、絶対におやめください。
これらの非公式サイトは、画質が著しく低い、翻訳が不正確であるといった快適性の問題だけでなく、あなたのデバイスがウイルスに感染する重大なリスクを伴います。
それだけでなく、個人情報が抜き取られる危険性や、何よりも作者であるstew.J先生、SWE先生、Niniyang先生、そして配信に関わる多くの方々の努力と権利を踏みにじる、違法な行為です。
物語への「応援」は、私たちが正規のルートで作品を楽しむことでしか伝わりません。必ず安全な公式の配信サービスを利用して、レイリンの痛快な活躍を安心して楽しみましょう。
📚「マンガを無料で読みたい」という方は必見!
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- 話題の新刊もOK!
- 登録&解約もカンタン1分
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※初回限定・キャンペーンは予告なく終了する場合があります
5分で読める!『悪女は今日も楽しい』結末までのネタバレを徹底解説のまとめ
最後に、この記事で解説した『悪女は今日も楽しい』の重要なネタバレポイントを、簡潔に箇条書きでおさらいします。
- 主人公・菜々美は、彼氏を奪われ悪役令嬢レイリンに転生する
- レイリンは婚約者の皇太子フレードリヒの浮気(相手はアイリス)を知っている
- レイリンは圧倒的な財力を使い、皇太子とアイリスへの反撃を開始する
- 奴隷の獣人族の少年「ハビエル」を大金で救い出し、保護する
- レイリンは公の場でアイリスに「決闘」を申し込み、皇太子に婚約破棄を突きつける
- 情報屋ルーカス、騎士カシオン、公爵令息ベラッドがレイリンの味方になる
- ハビエルは「黄金の卵」になった後、美しい青年の姿に急成長する
- レイリンは狩猟大会で命を狙われ、カシオンとベラッドに救われる
- 暗殺の依頼主は、国外へ逃亡したアイリスとフレードリヒの元侍従である
- 敵であるアイリスは「黒魔法」を使い、時間を巻き戻す力も持つ
- 剣術大会でフレードリヒとアイリスが「反逆」を起こす
- ハビエルは「獣人族の王」の世継ぎであり、獣人族を率いてレイリンを守る
- 魔塔主イグレンが参戦し、アイリス側の黒魔法使いハナンシアと戦う
- 主人公(菜々美)は転生者ではなく、記憶を失っていた「本当のレイリン」の魂だった
- 物語は完結しておらず、アイリスや皇室との最終決戦が続く
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